最新更新日:2024/12/25 | |
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あなたは何枚目?
先週のニュースにありましたが、「永遠の二枚目」と呼ばれた俳優の田村正和さんが亡くなられました。77歳だそうです。私も沢山の時代劇やドラマを見せていただき楽しませてもらった者の一人です。亡くなられたことは誠に残念ですが、ご冥福をお祈りいたします。
さて、ここで二枚目という言葉が出てきましたが、この意味をご存じの方はかなり年齢の上の方だろうと思います。若い人たちの言葉で言えば、イケメンとでもいいましょうか、いわゆるカッコイイ美男子のことを指しますね。では、なぜ二枚目というのでしょうか。この二枚目という言葉の語源は歌舞伎の世界にありました。実は一枚目から八枚目まであるのです。 驚きです! 歌舞伎役者を紹介する看板が8枚あったところからだそうですが、そう言われて見てみると1枚目の看板には主役の人が描かれています。そして2枚目の看板には、まさにイケメンの美男子が描かれます。3枚目はお調子者のお笑い担当、今でも3枚目という表現は通用しますよね。さらに4枚目は、まとめ役の中軸となる役者さん、5枚目は敵役、6枚目は敵役でも憎めない存在の人、7枚目は敵役の中でも最も悪い悪役の人、今で言うならラスボスですかね。そして8枚目は元締めとなる座長が描かれていたのです。役者さんの役柄ですから、その役になりきって演技をすると言うことだと思います。それでも田村正和さんは、毎日の素の自分の生活から二枚目を貫き通していたのだとか。やはり永遠の二枚目だったんですねぇ。 学校長 川合 一紀 努力できる天才
広告業界の権威であるドニー・ドイチェの言葉に次のようなものがあります。「才能ある全ての人の中で、極めて高い場所にたどり着く百人に一人は、『私にだってできる』といって、目標に向かって努力する人です」
自分に自信をもって努力することのできる人は、それだけで才能があると言えます。加えて「人が出来たのだから私にできないはずはない」と思えるかどうかも希少価値です。そう思って努力することが夢の実現に大きく近づくのだと思います。小さなことでもコツコツと積み重ねる努力の出来る人は、必ず努力は報われるのだというわけでしょう。しかし言うのは簡単ですが、継続することはなかなか難しいですよね。人は誰しも、誘惑に揺さぶられます。失敗すればどうしたって「だめなんじゃないか」と思いたくもなります。しかしそこで気分を切り替えて「やればできる」と思えるかどうかなんでしょうね。 芸能人の誰でしたか「やればできる!」とニコニコ顔で言っているのも、決して間違えではないのですよね。ちなみに、その彼の通っていた高校の校歌には「やれば出来るは魔法の合い言葉」という歌詞がはいっているのだとか。 だから上述のように考えるならば、持って生まれた天才はいないのかもしれません。努力できる天才はいるのかもしれませんけれど・・・。 学校長 川合 一紀 生徒総会、オンラインで実施!
各クラスで委員長の話をオンラインで聞きました。
関係の鏡
一人の男がある村を訪ねて、その村の長老に会いに行きました。訪問者は言いました。
「この村に引っ越そうかどうか考えています。ここに住む村人たちはどんな人か教えていただけませんか」すると長老は「あなたが住んでいた村の人々は、どんな人たちでしたか」と逆に訪ね返してきました。訪問者は「強盗、詐欺師、嘘つきだらけです!」と答えました。長老は答えました。「この村の人たちもまったく同じ人間ばかりですよ」と。訪問者は、二度と戻ってきませんでした。 しばらくして別の男が村にやってきて、長老に話を聞きに行きました。訪問者は尋ねました。「私はこの村に引っ越そうかどうか考えているところです。ここに住む村人たちはどんな人か教えていただけませんか」すると長老は言いました。「あなたが住んでいた村の人たちは、どんな人たちでしたか」訪問者は答えました。「とても親切で、優しくて、思いやりがあり、愛情深い人たちでした。会えなくなると思うと、とても寂しく感じます。」そして長老は言いました。「ここに住んでいる村人たちも、まったく同じ人間ばかりですよ」と。 このお話は、他者に見えているその特徴が、実は自分のもつ一番強烈な性格であるということを言い表しているのだそうです。自分がそういう考えで過ごしているから、他者もそのように見えてしまうのですね。これを「関係の鏡」と言うようです。人間関係には良い関係も悪い関係も様々でしょう。しかし自分との関わりにおいては、まさに鏡のように映し出されていて、自分がそう振る舞うから相手もそのように振る舞うのですね。いやいや手厳しい観察眼です。4月に新しい環境へ飛び込んだ方も多いことでしょう。そこの人たちになじめるかどうか、自分は受け入れられるだろうか、楽しく過ごせるだろうか、すべては自分次第であるということを肝に銘じたいですね。 学校長 川合 一紀 フラワームーンを眺めましょう
ゴールデンウィークが終わりました。連休中はステイホームということで、どんなことを楽しみに過ごされたでしょうか。5月6日は水瓶座流星群が極大と言うことで、夜空を眺めてみるのも、ちょっとした気分転換になりますよね。えっ!?もう終わっちゃったじゃないかって?ご安心ください、天体ショーは年中無休です。
5月26日には全国で皆既月食が見られます。全国で見られるのは3年ぶりでしょうか。皆既月食は、月か地球の影に完全に隠されて、赤黒く変色した満月が見られる天体ショーです。この赤い月のことをblood Moon(ブラッドムーン)と呼ぶのだそうです。この月の名称で言うと、有名な表現はスーパームーンでしょうか。 満月には月ごとに様々な呼び名があるそうです。昔、人々は現代のようにカレンダーを見て生活するのではなく、月の満ち欠けとともに生活してきました。アメリカの農業暦のもととなったネイティブアメリカンが使っていたと言われている満月の名前がそれです。季節の移り変わりの満月を節目にして農作業や狩猟など生活の目安にしていたようです。1月は真冬、食糧がなく飢えた狼の遠吠えにちなんだウルフムーン、2月は北アメリカの2月は雪が多いことからスノームーンなどと呼ぶようです。ちなみに5月はたくさんの花が咲くのでフラワームーンというのだとか・・・。そんなことを意識しながら夜空を眺めて、少しばかりコロナのことは忘れましょうか・・・。 学校長 川合 一紀 |
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