最新更新日:2024/12/25 | |
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フラワームーンを眺めましょう
ゴールデンウィークが終わりました。連休中はステイホームということで、どんなことを楽しみに過ごされたでしょうか。5月6日は水瓶座流星群が極大と言うことで、夜空を眺めてみるのも、ちょっとした気分転換になりますよね。えっ!?もう終わっちゃったじゃないかって?ご安心ください、天体ショーは年中無休です。
5月26日には全国で皆既月食が見られます。全国で見られるのは3年ぶりでしょうか。皆既月食は、月か地球の影に完全に隠されて、赤黒く変色した満月が見られる天体ショーです。この赤い月のことをblood Moon(ブラッドムーン)と呼ぶのだそうです。この月の名称で言うと、有名な表現はスーパームーンでしょうか。 満月には月ごとに様々な呼び名があるそうです。昔、人々は現代のようにカレンダーを見て生活するのではなく、月の満ち欠けとともに生活してきました。アメリカの農業暦のもととなったネイティブアメリカンが使っていたと言われている満月の名前がそれです。季節の移り変わりの満月を節目にして農作業や狩猟など生活の目安にしていたようです。1月は真冬、食糧がなく飢えた狼の遠吠えにちなんだウルフムーン、2月は北アメリカの2月は雪が多いことからスノームーンなどと呼ぶようです。ちなみに5月はたくさんの花が咲くのでフラワームーンというのだとか・・・。そんなことを意識しながら夜空を眺めて、少しばかりコロナのことは忘れましょうか・・・。 学校長 川合 一紀 譲渡会
3度目の緊急事態宣言が発出され、今年の5月の連休も「どこにも行けないなあ」と嘆きの声が聞こえてきます。大型遊興施設なども軒並み臨時休業ですから、どこへ行こうにも行き先もありませんね。このコロナ禍においては、様々なイベントが中止になっていますが、実は、犬や猫の譲渡会も中止になっているのです。
譲渡会とは、動物愛護センター等が、飼い主不明で保護されたり迷子や捨てられたりした犬猫の里親を探すマッチングの会のことです。新型コロナウイルス感染症予防のためですから仕方ないのですが、例えば音楽コンサートがなくなったとかサッカーや野球が無観客になったといえば、「残念!楽しみにしていたのに・・・」となりますが、この譲渡会がなくなると、里親に引き取られなかった犬猫は殺処分されてしまうのです。犬に限って言えば、年間約3万頭もの数が命を失っています。胸が締め付けられるような思いです。 私の家には小次郎という名の6歳の犬がいます。小次郎は保護犬ではありませんが、お隣の家には小次郎より若い保護犬の「レモンちゃん」がいます。レモンちゃんがお隣の家に来たばかりの時は、警戒していて1週間ほど何も食べなかったといいます。今では小次郎の良き友達ですが、レモンちゃんがどれほどに劣悪な環境で育ったのか想像に難くありません。今や14歳以下の子供よりも数が多いとされるペット事情。コロナの影響は、人間のみならず動物たちの命までも脅かしているのです。 学校長 川合 一紀 三日三月三年
皆さんは、物事を判断したり決断したりしようとするとき、どうしても迷ってしまうことはありませんか。私はよくあります。なかなか決心がつかなくて、結果的には機を逃してしまうというようなことがありますよね。お店で「欲しいなあ」と思ったものでも、1週間程度放っておくとその気持ちが冷めてしまうこともあり、実はこうすることで本当に欲しいものかどうか判断できるのだとか・・・。1週間経って売り切れていたなんていうこともありますが、買い物程度の機を逃すことはともかくとしても、重要な決断をしなかったがために大きな失敗をしたなんていうことはしたくないですよね。
「三日三月三年」という言葉があります。物事をこのサイクルで見直すと良いということのようです。我々が三年でようやく決断するようなことは、実は三か月で見えていることであり、よくよく振り返れば三日で気づいていたことなのです。もちろん、気づいた程度の三日で決断することは難しいでしょう。それ相当の年月が過ぎて初めて「あの違和感は、やっぱりそうだったのか」と思うものです。これに似た感覚で大事にしたいのが、第一印象です。「第一印象で8割は決まる」ともいわれるほど、我々の気づきは馬鹿にならないのですね。「三日三月三年」を意識しているだけで、本当に三年経つまでには、もっと早い段階で決断できるようになるのではないでしょうか。心がけておきたいことの一つです。 学校長 川合 一紀 一所懸命と一生懸命
皆さんはどちらを使いますか。一般的には一生懸命(いっしょうけんめい)の方が多いと思われますが、語源的には一所懸命(いっしょけんめい)が基本です。
「一所懸命」(イッショケンメイ)は、中世(鎌倉時代の頃)に生まれた言葉で、武士が、土地を命懸けで守り、生活の頼みにすることを意味していました。 そこから、「土地を守る」ということだけでなく、広く「命懸けで取り組む」という意味をもつようになったようです。 一方、「一生懸命」(イッショウケンメイ)は、「いっしょ」が「いっしょう」に長音化したもので、当初は誤変換とされていましたが、今では一生かけて取り組むという意味では、むしろ身近な感じがしますよね。この使い方が定着したようです。 ちなみに池袋中学校では、「一生懸命やる姿がかっこいい!本気でやるから素晴らしい!」を掲げて取り組んでいます。ここでは「一生懸命」を使っていますね。皆が聞き慣れている表現としました。 一生懸命やる姿は、自分が思っている以上にかっこよく映り感動を呼ぶ姿勢です。しかし形だけを繕うこともできます。だから心を込める必要があるのです。それが本気でやると言うこと。本気は目に見えないので、自分の心を偽ることなく、本気でやれば自ずと一生懸命な姿に結びつくというわけです。一生懸命やる姿と本気の心はセットなのですね。 学校長 川合 一紀 令和3年度入学式入学式が行われました。 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます! 令和3年度1学期始業式2年生3年生が登校し、落ち着いて新年度をスタートすることができました。 努力は必ず報われるさて、先日の日曜日に行われた水泳の日本選手権では、白血病から復帰した池江璃花子選手が100Mバタフライで優勝しました。今大会は無観客での実施でありましたが、私は予選からテレビで観戦していました。力強い泳ぎは、回を重ねるたびに記録が上回り最終的には優勝という結果を残したわけです。様々なメディアで復帰までのドキュメント番組もありました。池江さんは優勝インタービューで表題の言葉の「どんなにつらくても、しんどくても、努力は必ず報われるんだと思った」と語っています。別の言い方をするならば「努力はその人を裏切らない」とも言えるでしょう。やったらやった分だけ自分のものになることは間違えありません。努力は決して無駄にならない、それはスポーツに限らないのだと思います。上手くいかなかったときには「努力が足りなかった。あと一歩の努力を頑張ろう」と思える前向きな精神が、本当の努力をする人なのだと思います。特に病気や環境にも負けず取り組んだ努力は、本当に決してその人を裏切らないのでしょう。その不思議な力に感動しました。生徒の皆さんも、自分の隠れた才能を開花させるべく、様々なことにチャレンジして努力を積み重ねて欲しいですね。 学校長 川合 一紀 |
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