最新更新日:2024/12/25
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1年生 保健講話

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2月10日(水)5校時、1年生を対象に保健講話を行いました。
保健委員会が司会、発表をし、学校歯科医の郷家先生から噛むことの大切さ、学校医の田村先生からガンについての話を聞きました。みんなよく聞いていました。

生徒会朝礼(放送)

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先月に続き、2月8日も放送で生徒会朝礼を行いました(全校朝礼も放送で行っています)。生徒会本部、委員会からの連絡があり、各クラスで静かに聞いていました。

良い運と縁

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 今週から、私立高校の一般入学試験が集中して始まります。3年生にとっては重要な一週間です。心から応援しています。
 さて、皆さんはヘレン・ケラーという人物を知っていることと思います。中学校の道徳の教科書にも出てきます。ご存じのとおり、聴覚と視覚を失い話すこともままならない「三重苦」を背負いながらも、サリヴァン先生との出会いから人間としての生きる意味に目覚め、87年の生涯を多くの人のために尽くしたといわれる人です。この方の言葉にこんなものがあります。「行く先々で出会う皆さんの思いやりのおかげで、物事がいつもうまく進んでいきます」と。幸せにはいろいろな形がありますが、素晴らしい人との出会いを通じて、自分のことを知り、才能を分かち合うことで周りの人に喜んでもらう。こんな形もいいのではないでしょうか。良い運と縁をもつことは、幸せな人生を送るための重要な鍵であるといえます。大好きな人と一緒にいることです、尊敬できる人と一緒に仕事をすることです、楽しい人をお客さんにすることです。
 人生は、誰と会って、何を感じ、どのように行動するかで変わってきます。良い運と縁を探していきたいものですね。3年生の皆さんにとっても、入学試験での良い学校との出会い、良い先生との出会い、良い友人との出会いは一生ものになるかもしれませんね。

                   学校長  川合 一紀

懐石とは

 心身ともに健康を維持していくためには、食事は重要な意味をもっています。
近年では、過剰なダイエットからバランスの崩れた食事制限など問題は多くあるようです。表題の懐石から懐石料理が思い浮かびますが、有名な料亭で出される豪華かつ贅沢な料理をイメージしますね。しかしこの言葉の本来は、お坊さんたちの生活から来ています。お坊さんは1日1食を目安に質素な食生活をされています。精進料理などと言われますよね。しかしお坊さんだって人間ですからおなかがすきます。そんな時は、温めた石を懐(ふところ)に入れて飢えをしのいでいたのだそうです。この石のことを懐に入れる石ということで「懐石」といいます。懐石料理は精進料理という言葉の基にあり、いかに質素でありながらバランス良く栄養を取るかにあったようですね。
 昨今は栄養バランスが数グラム単位で明確なレシピもありますから、健康維持はやろうと思えばできるのですが、意志が弱いというところが問題でしょうか。懐の石よりも心の意思がポイントですかね。

                    学校長  川合 一紀
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3年生への応援メッセージ

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生徒会の呼びかけで1、2年生が3年生への応援メッセージを作成し、昇降口を入ったところに展示されています。手紙、気球、雲、花束、桜、風船と各クラス担当者が工夫してメッセージをまとめています。今朝登校してくる3年生の目に入るよう、金曜放課後に生徒会役員が掲示しました。「すごい」とつぶやいている人がいました。また、メッセージを読み、「ありがとうございます。」と口に出している人もいて、こちらも嬉しくなりました。

人も猿も・・・

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 アメリカの心理学者ハリー・ハーロウ氏の興味深い実験があります。布でできた代理母と針金でできた代理母を用意して猿の赤ちゃんを育てたというものです。布でできた代理母は暖めてあり温もりがありますがミルクを飲むことはできません。一方針金でできた代理母は温もりはありませんが哺乳瓶が取り付けてあります。すると赤ちゃん猿はお腹がすいたときだけ針金代理母からミルクを飲み、すぐに布製の代理母に寄り抱きつきます。その姿はとても不安そうです。そして布製の代理母を取り除くと、泣き叫び、決して針金代理母に近づこうとはしません。この結果から、たとえ布製の代理母であっても、温もりを感じる存在と触れあうことで一定の心理的安定感を得て、外界に向かう探究心や好奇心が芽生えるというのです。

 これは人間の子どもにも必要不可欠な条件であると言われています。ハーロウ氏の実験は、子どもには母親の温もりが重要だと言っているように感じますが、当のハーロウ氏はそうは言っていないのです。ハーロウ氏は、これらの実験結果を踏まえ、なんと「母性なんて必要ない」というとんでもない発表をします。布でも何でも温かい接触さえあれば、子どもは育つので母親はいなくても良いという論理です。
 しかしこの後、赤ちゃん猿は残念ながら正常に育たなかったという結果がでました。代理母で育った猿は、恐怖感が異常に強く攻撃的で異常行動を取るようになってしまいます。社会性も育たないために集団にも馴染めず、いじめられ最終的には集団を追い出されてしまう。大人になっても子育てもできずに自分の指を噛んだり腕を噛んだりの自傷行動もあるようです。結局、ハーロウ氏の発表した「母性なんて不要」と言う結論は事実に反しており、単に温もりがあるだけの代理母では、対象性と社会性を欠如してしまうことが明らかになりました。

 この結果を皆さんはどう受け止めますか。勿論単純に人間の子どもにそっくり当てはめられるとは言いません。しかし今の世の中の風潮を見ていると、あながち的外れとは言い難いところもあると思いませんか。衣食住は事足りていても、肌の温もりがない関係では情緒や感情が育たないのですね。そしてその情緒や感情こそが、人間の尊厳であり、人工知能の時代を迎えうつ、人間としての生き残る術ではないのでしょうか。
う〜ん、考えさせられますねぇ。

                    学校長  川合 一紀

365.2422日

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 毎日、コロナウイルスの話題ばかりで気が滅入ってしまいますよね。誰か早くコロナウイルスを退治してほしいものだと思うのですが、そんなときには「鬼は〜そと!!」と言って豆まきでもしましょうか。福を呼び込む行事として豆まきをするのが節分の風習ですね。ところで今年の節分は2月2日です、お間違えの無いように。「あれ?2月3日じゃないの?」と思われた方は無理もありません。去年までずっと2月3日が節分だったのですから。なぜ変わるのかというと、今年は2月3日が立春だから、その前の日が節分というわけなのです。そもそも立春とは、二十四節気の一つで春の始まり。1年を春夏秋冬の4分割した上に、それぞれをさらに6つに分けたので24分割されているのです。「節分」というくらいですから立春の前の日、立夏の前の日、立秋の前の日、立冬の前の日はぜんぶ節分。でも春は1年の始まりという大事な感覚が根付いていることから、今も豆まきのような節分行事が残っているのですね。
 ところで、では何で今年は立春が2月3日なのか、ですね。ここからは少し算数の問題になります。実は1年は365日より少し長い365.2422日。「う〜ん、小数点は苦手なんだよなあ」という声にお答えすると365日と5時間48分46秒ほど。つまり約6時間くらい長いのです。これが4年続くと約6時間×4=約24時間(1日)分増えてしまうことになるのです。というわけで4年に一度、1年を366日にして帳尻を合わせているわけです。これを閏年といますね。でもよく考えてみますと、約6時間で計算しましたが、本当は5時間48分46秒くらいですから、11分14秒ほどごまかしちゃいました。これがちりも積もって数十年単位でまたまたズレちゃうのですね。ですから今年の節分が2月2日になるのは124年ぶり。今後は毎年ちょっとずつ変わるのでお気をつけください。
 ちなみに、閏年には約束事がありまして、100で割り切れる西暦の年は閏年にしない、でも400で割り切れる西暦の年は閏年にするなんていう複雑な計算があるんだとか・・・。めんどくさい算数にお付き合いいただきました。

                      学校長  川合 一紀

耳鼻科検診を行いました。

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本日5、6校時感染対策に気をつけながら3年生と1年A、B組を対象に耳鼻科検診を行いました。1年C組と2年生は2月16日に行う予定です。

令和2年度 校内書き初め展

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各クラス内の壁に書き初めが展示されています。
授業や家で取り組んだ成果です。
写真は左から1年、2年、3年です。

避難訓練を行いました

本日2校時、池袋警察署、池袋本町小学校と連携して不審者侵入時の避難訓練を行いました。池袋警察の方から放送で講話を頂きました。写真は不審者対応の様子です。不審者役の刑事さん、警察の皆さん、ありがとうございました!

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3学期始まりました

3学期が始まりました。
放送での始業式の後、学活、授業を行いました。

写真は登校風景と給食の様子です。
3学期始まりを意識してか、いつもより早めに登校した生徒が多かったです。
今後も続けていきましょう。
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明けましておめでとうございます。

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 2021年の幕開けです。今年は例年になく静かに過ごしたという方も多いでしょう。年末から年始にかけては、コロナウイルスの猛威はとどまることを知らず、一層拡大に拍車がかかっているように見えます。国は緊急事態宣言を再発令しましたね。これで新型コロナ感染症は収束していくのでしょうか。
 あまり表だって話題にされていないようですが、法律上、新型コロナウイルス感染症は「指定感染症」として位置づけられ、病院の対応もかなり慎重に扱うべき2類感染症相当となっています。2類感染症というのは、結核やSARS、MERSといった感染症が含まれていて8分類の上から2番目。対応は入院の勧告・措置に始まり保健所への連絡など細かな決まりがあるようです。ところが新型コロナウイルス感染症の場合は、これに加えて無症状者への対応や類似症患者への対策までも決められているので、病院関係者の間では、段階を下げてくれないと医療現場が崩壊するといった悲鳴が出ているようなのです。すでに保健所の方々は徹夜で処理をされています。今、じわじわと問題になってきている「早急に入院・手術をしなくてはならない病気の人」の受け入れ枠が無くなってきているというわけです。
 厚生労働省も昨年の8月には段階変更を検討すると言ったわけですが、やはり社会情勢や治療薬の有無を見据えて、結局はこの「指定感染症」扱いを1年延長するとしました。う〜ん、どうしたらより良いのでしょうか。一刻も早く実効性のある対策を期待したいものです。もちろん、コロナウイルスを軽視するわけにはいかないので、感染者を減らす努力を我々一人一人がしっかりやっていくのは当然なのですが・・・。
 他方で、今年で10年目を迎えるのは、東日本大震災の傷跡です。決して忘れてはならない震災の教訓があるのです。中学生の皆さんは、当時、3〜5歳ほどだったでしょうから記憶のない人もいるでしょうが、親戚の方や家族が被災した人もいるかもしれません。「天災は忘れたころにやってくる」とは、科学者である寺田寅彦の言葉のようです。さらに言えば、昨年の台風発生個数は23個とやや少なめですが想定内、しかし日本本土上陸は一つもないという異例の状況でした。そして昨年末あたりから「ドカ雪」の被害が多発しており、今週末も大雪に警戒という困った状況ですね。どうも自然災害を短いスパンで捉えると我々にあえて苦難を強いているように見えるのは私だけでしょうか。
 今年は、何とか楽しい話題で「呟き」を飾りたいものです。

本年もよろしくお願いいたします。

                     学校長  川合 一紀

2学期が終了しました

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本日午前中に各学年の学年集会、5校時に終業式を行いました。
話を聞く姿勢や校歌を歌う様子など、3年生中心に池中ブランドと呼ばれる良い伝統が引き継がれていっていると感じる温かい式になりました。

1月8日の始業式にまた元気で会えることを願っています。

二学期が無事に終了しました

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 本日、二学期の終業式を迎え、生徒には次のようなお話をしました。

(講話の主な内容)
ある日の新聞に、こんな記事がありました。クリスマスを控え、サンタさんにお願い事をするため手紙を書いて投函するというアメリカ郵政公社のプロジェクト「オペレーション・サンタ」が話題です。この取り組みにこんな手紙を書いた少女がいました。
「私は、クリスマスには何もいりません。でも、もし願い事を叶えてくれるなら、新型コロナを治す方法を見つけて、世界を救ってください」と。
 これほどまでに今年は、新型コロナウイルスに翻弄された年でした。来年は良い年になるようにと願いながらも、今できることは何かを考えて冬休みを過ごし、新学期を迎えてほしいと思います。そこで一つ、ヨーロッパの寓話を皆さんに紹介します。有名なお話です。

『昔、ある貧しい村の学校に赴任した先生が定年を迎えて故郷に帰ることとなりました。村人たちはお世話になった先生に何か贈り物をしたいと考えましたが、お金を出して贈り物を買う余裕はありません。そこで村の名産である葡萄酒(ワイン)を贈ろうと決めました。ワインはそれぞれの家庭で独自に作っています。広場には大きな樽が置かれました。そこに村人は少しずつワインを持ち寄っては注ぎ入れていきました。多くの村人が注ぎ入れたので樽はいっぱいになりました。思いがけない贈り物をもらった先生は、大喜びで故郷へ帰っていきました。故郷に帰って早速ワインを口にした途端、先生は驚愕の表情に変わりました。グラスに注がれた液体、それは、どう味わっても「水」だったのです。』
 
 この話から得る教訓は、自分一人くらいワインじゃなくて水を入れても分からないだろうという自己中心的な考えが、結局は多くの村人が皆そう思って行動したというところにあります。今、コロナウイルス感染症の拡大についても同じようなことが言えるのではないでしょうか。「自分一人くらい大丈夫だろう」との考えや行動が思いもかけず感染拡大に拍車をかけているという訳なのです。一人一人の意識が大切です。自分の行動に責任と勇気をもって毎日を過ごしてくださいね。例年のようにはいかなくとも、何か楽しみを見つけて過ごしてほしい年末年始です。年の初めには、小さくても確実に進められるであろう目標を決めるといいですね。そして毎年のように着実に前へと進みましょう。


 二学期は、怒濤のごとく過ぎ去りました。しかし大きな事故もなく無事に終えることができたのは、保護者や地域の皆様のおかげと感謝いたします。来年も一生懸命に取り組みます。何卒よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

                      学校長  川合 一紀

「397」という数字

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 皆さんは「397」と聞いて、何の数字のことだろうと想像されますか。ちょっと前のことならば、東京都におけるコロナウイルス感染者の数と言うようなところでしょうが、最近の感染拡大で桁が違いそうな勢いですよね。
 さて、実はこの数字は木星と土星の超大接近が397年ぶりという訳なんです。木星は約12年で太陽の周りを1周し、土星は約30年で1周します。太陽から見ると、この2つの惑星は約20年ごとに同じ方向に並びます。このように同じ方向に並ぶことを「会合」と呼び、「木星と土星の会合周期は約20年である」と表現します。約20年周期で起こる最接近ですが、毎回「超大接近」になるとは限りません。これは、木星と土星の公転軌道がわずかに傾いているため、太陽(地球)から軌道平面上で同じ方向に見えても軌道の上下方向にずれがあるからなのです。今回の場合は木星と土星の軌道が見かけ上交わる点の付近での接近なので「超大接近」となります。前回は約397年前の1623年7月頃でした。日本の歴史で言えば江戸時代、徳川家光が第3代将軍になった年です。次回は約60年後まで起こりません。非常に珍しい現象だということがわかるでしょう。
 最も接近するのは、12月21日(月)の頃です。夕方から宵の早い時間帯に南西の低空に見えています。月の右側に見えるのですが、この時期、肉眼では2つが重なって見えると思いますから木星しか見えないかもしれません。望遠鏡などで見ると2つ並んだ天体のうち、明るいほうが木星です。
 ちょっと気分を変えて、壮大な宇宙に思いを馳せてぜひご覧ください。

                    学校長  川合 一紀

水辺の馬

イギリスのことわざです。
「You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.」
馬を水辺に連れて行くことは簡単だが、馬が水を飲むかどうかは馬次第、と訳します。要するに、人は他人に対して機会を与えることはできるが、それを実行するかどうかは本人のやる気次第であるという意味です。お子さんがなかなか机に向かわないとか、問題集を買いそろえたり、夏期冬期講習などの塾への申し込みをしたりしたが一考に勉強に身が入らないといったお嘆きの声が聞こえます。本人のやる気が頭をもたげるまで待つしかないのでしょうか。「そんなこと言っていたら、いつまでもゲーム三昧ですよ」という声まで聞こえてきそうです。
 先ほどの水辺の馬を想像してみます。馬は喉が渇いていないから水を飲まないのですね。喉が渇いていたら、自分から水辺を探してでも飲みに行きますよ。人間に置き換えるなら、勉強の必要性を実感したり、勉強しなかったことによる失敗で大きな痛手を被ったりすることで気づくはずです。例えば、好きな彼女(彼氏)と同じ高校へ行きたいとか、あの学校の制服が着たいなど、大人からすれば些細な取るに足らない動機かもしれませんが、キッカケになることはあるのです。
 私も小学校の頃を思い出します。才女が私のところにやってきて「この問題教えてよ」と言うやいなや「ああ、川合君じゃ分からないか」と言って足早に他の子のところへ行ってしまった経験があります。あのときは悔しかったですねえ。俄然「勉強してやる!!」と力が湧いてきたことを覚えています。些細なキッカケです。でも今では、その才女に感謝しています。学ぶことの必要性と世界の広がりを教えてくれたのですから・・・。

                   学校長  川合 一紀

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時代とともに忘れ去られるもの

ある父娘の会話

父「やっぱり、急須(きゅうす)で淹れたお茶はおいしいねぇ」
妹「なになに?ジュースで淹れたお茶?」
姉「そういえば最近、お茶と果物の果汁が入った○○ティーってのあるね」
父「何言ってるんだ!急須だよ!お茶を入れる道具だよ!知らんのか!!」

 小学5年生の家庭科で「お茶の淹れ方」という学習があるので、知っている子も多いと思いますが、お茶はコンビニで買うものと思っている若者も少なくありません。淹れたてのお茶はきれいな緑色をしていてとてもおいしそうですね。しかし放っておくとすぐに黄ばんだり茶色くなったりして風味も落ちてしまいます。そもそもなぜ色が変わるかというと、お茶の緑色成分であるクロロフィルという物質が酸化して、最終的にフェオフィチンなどの物質に変わり茶色くなるのです。さらに渋みや旨味となる透明なカテキン類も酸化してテアフラビンなどの黄ばんだ物質に変わってしまいます。
 最近ではペットボトルのお茶で「緑色」を売りにしているものもありますね。これはより酸化しにくいように「ビタミンC」などを加えて酸化を防いでいるのです。時代が変わり、ご飯を薪で炊くとかダイヤル式電話のかけ方を知らないなんてことはどんどん増えています。
 時代が変わっても、残していきたいものって何でしょうか。様々な難題が降って湧いてくるような今の時代ですが、後世に伝えたいこともたくさんあるはずですね。皆さんはどう思いますか。

                      学校長  川合 一紀

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1学年 ストレッチ講習会

本日1〜2校時、1学年ではストレッチ講習会を行いました。
角界横綱レベルや、各競技のナショナルチームレベルのトレーナーの方をお招きし、心身を育む呼吸方法や、ストレッチ方法を学びました。
心と体は密接な関係があります!両方バランス良く成長させるため、今日の学びが今後に生かされるといいですね!
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骨密度検査(2年生)

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12/1(火)午前中、骨密度検査(2年生)を行いました。
超音波でかかとの骨を測定しました。

桃太郎はなぜこの三匹を仲間にしたのか

 桃太郎がなぜ、犬、猿、キジという一見バラバラの三者を仲間にしたのか。
そこには、桃太郎の明確な戦略がありそうです。おそらく桃太郎は、チームに多様性を取り入れ、ある種のケミストリー(化学変化)を起こそうとしたのではないでしょうか。最初は合わないこともあったかもしれません。でも心を開き、認め合うことができれば、個性の違いはお互いを高め合うきっかけになります。違うから視野が広がる。発見がある。成長できる。強くなれる。これからの多様性の時代に、私たちの学ぶべきことが、そこにはあるような気がします。【(JT)10月20日付毎日新聞記事より】

 面白い見方ですねえ。この記事を読んで私も周りを見回してみました。個性の違いが有効に働くためには、まずは自分がそれぞれの人を認め受け入れるという姿勢からでしょう。自分が変われば周りも変わります。そうすると本当に新たな発見があるのですね。その発見に気づくことも能力の一つです。

                      学校長  川合 一紀

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