最新更新日:2024/12/25 | |
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人も猿も・・・これは人間の子どもにも必要不可欠な条件であると言われています。ハーロウ氏の実験は、子どもには母親の温もりが重要だと言っているように感じますが、当のハーロウ氏はそうは言っていないのです。ハーロウ氏は、これらの実験結果を踏まえ、なんと「母性なんて必要ない」というとんでもない発表をします。布でも何でも温かい接触さえあれば、子どもは育つので母親はいなくても良いという論理です。 しかしこの後、赤ちゃん猿は残念ながら正常に育たなかったという結果がでました。代理母で育った猿は、恐怖感が異常に強く攻撃的で異常行動を取るようになってしまいます。社会性も育たないために集団にも馴染めず、いじめられ最終的には集団を追い出されてしまう。大人になっても子育てもできずに自分の指を噛んだり腕を噛んだりの自傷行動もあるようです。結局、ハーロウ氏の発表した「母性なんて不要」と言う結論は事実に反しており、単に温もりがあるだけの代理母では、対象性と社会性を欠如してしまうことが明らかになりました。 この結果を皆さんはどう受け止めますか。勿論単純に人間の子どもにそっくり当てはめられるとは言いません。しかし今の世の中の風潮を見ていると、あながち的外れとは言い難いところもあると思いませんか。衣食住は事足りていても、肌の温もりがない関係では情緒や感情が育たないのですね。そしてその情緒や感情こそが、人間の尊厳であり、人工知能の時代を迎えうつ、人間としての生き残る術ではないのでしょうか。 う〜ん、考えさせられますねぇ。 学校長 川合 一紀 365.2422日ところで、では何で今年は立春が2月3日なのか、ですね。ここからは少し算数の問題になります。実は1年は365日より少し長い365.2422日。「う〜ん、小数点は苦手なんだよなあ」という声にお答えすると365日と5時間48分46秒ほど。つまり約6時間くらい長いのです。これが4年続くと約6時間×4=約24時間(1日)分増えてしまうことになるのです。というわけで4年に一度、1年を366日にして帳尻を合わせているわけです。これを閏年といますね。でもよく考えてみますと、約6時間で計算しましたが、本当は5時間48分46秒くらいですから、11分14秒ほどごまかしちゃいました。これがちりも積もって数十年単位でまたまたズレちゃうのですね。ですから今年の節分が2月2日になるのは124年ぶり。今後は毎年ちょっとずつ変わるのでお気をつけください。 ちなみに、閏年には約束事がありまして、100で割り切れる西暦の年は閏年にしない、でも400で割り切れる西暦の年は閏年にするなんていう複雑な計算があるんだとか・・・。めんどくさい算数にお付き合いいただきました。 学校長 川合 一紀 耳鼻科検診を行いました。令和2年度 校内書き初め展授業や家で取り組んだ成果です。 写真は左から1年、2年、3年です。 避難訓練を行いました
本日2校時、池袋警察署、池袋本町小学校と連携して不審者侵入時の避難訓練を行いました。池袋警察の方から放送で講話を頂きました。写真は不審者対応の様子です。不審者役の刑事さん、警察の皆さん、ありがとうございました!
3学期始まりました
3学期が始まりました。
放送での始業式の後、学活、授業を行いました。 写真は登校風景と給食の様子です。 3学期始まりを意識してか、いつもより早めに登校した生徒が多かったです。 今後も続けていきましょう。 明けましておめでとうございます。あまり表だって話題にされていないようですが、法律上、新型コロナウイルス感染症は「指定感染症」として位置づけられ、病院の対応もかなり慎重に扱うべき2類感染症相当となっています。2類感染症というのは、結核やSARS、MERSといった感染症が含まれていて8分類の上から2番目。対応は入院の勧告・措置に始まり保健所への連絡など細かな決まりがあるようです。ところが新型コロナウイルス感染症の場合は、これに加えて無症状者への対応や類似症患者への対策までも決められているので、病院関係者の間では、段階を下げてくれないと医療現場が崩壊するといった悲鳴が出ているようなのです。すでに保健所の方々は徹夜で処理をされています。今、じわじわと問題になってきている「早急に入院・手術をしなくてはならない病気の人」の受け入れ枠が無くなってきているというわけです。 厚生労働省も昨年の8月には段階変更を検討すると言ったわけですが、やはり社会情勢や治療薬の有無を見据えて、結局はこの「指定感染症」扱いを1年延長するとしました。う〜ん、どうしたらより良いのでしょうか。一刻も早く実効性のある対策を期待したいものです。もちろん、コロナウイルスを軽視するわけにはいかないので、感染者を減らす努力を我々一人一人がしっかりやっていくのは当然なのですが・・・。 他方で、今年で10年目を迎えるのは、東日本大震災の傷跡です。決して忘れてはならない震災の教訓があるのです。中学生の皆さんは、当時、3〜5歳ほどだったでしょうから記憶のない人もいるでしょうが、親戚の方や家族が被災した人もいるかもしれません。「天災は忘れたころにやってくる」とは、科学者である寺田寅彦の言葉のようです。さらに言えば、昨年の台風発生個数は23個とやや少なめですが想定内、しかし日本本土上陸は一つもないという異例の状況でした。そして昨年末あたりから「ドカ雪」の被害が多発しており、今週末も大雪に警戒という困った状況ですね。どうも自然災害を短いスパンで捉えると我々にあえて苦難を強いているように見えるのは私だけでしょうか。 今年は、何とか楽しい話題で「呟き」を飾りたいものです。 本年もよろしくお願いいたします。 学校長 川合 一紀 2学期が終了しました話を聞く姿勢や校歌を歌う様子など、3年生中心に池中ブランドと呼ばれる良い伝統が引き継がれていっていると感じる温かい式になりました。 1月8日の始業式にまた元気で会えることを願っています。 二学期が無事に終了しました(講話の主な内容) ある日の新聞に、こんな記事がありました。クリスマスを控え、サンタさんにお願い事をするため手紙を書いて投函するというアメリカ郵政公社のプロジェクト「オペレーション・サンタ」が話題です。この取り組みにこんな手紙を書いた少女がいました。 「私は、クリスマスには何もいりません。でも、もし願い事を叶えてくれるなら、新型コロナを治す方法を見つけて、世界を救ってください」と。 これほどまでに今年は、新型コロナウイルスに翻弄された年でした。来年は良い年になるようにと願いながらも、今できることは何かを考えて冬休みを過ごし、新学期を迎えてほしいと思います。そこで一つ、ヨーロッパの寓話を皆さんに紹介します。有名なお話です。 『昔、ある貧しい村の学校に赴任した先生が定年を迎えて故郷に帰ることとなりました。村人たちはお世話になった先生に何か贈り物をしたいと考えましたが、お金を出して贈り物を買う余裕はありません。そこで村の名産である葡萄酒(ワイン)を贈ろうと決めました。ワインはそれぞれの家庭で独自に作っています。広場には大きな樽が置かれました。そこに村人は少しずつワインを持ち寄っては注ぎ入れていきました。多くの村人が注ぎ入れたので樽はいっぱいになりました。思いがけない贈り物をもらった先生は、大喜びで故郷へ帰っていきました。故郷に帰って早速ワインを口にした途端、先生は驚愕の表情に変わりました。グラスに注がれた液体、それは、どう味わっても「水」だったのです。』 この話から得る教訓は、自分一人くらいワインじゃなくて水を入れても分からないだろうという自己中心的な考えが、結局は多くの村人が皆そう思って行動したというところにあります。今、コロナウイルス感染症の拡大についても同じようなことが言えるのではないでしょうか。「自分一人くらい大丈夫だろう」との考えや行動が思いもかけず感染拡大に拍車をかけているという訳なのです。一人一人の意識が大切です。自分の行動に責任と勇気をもって毎日を過ごしてくださいね。例年のようにはいかなくとも、何か楽しみを見つけて過ごしてほしい年末年始です。年の初めには、小さくても確実に進められるであろう目標を決めるといいですね。そして毎年のように着実に前へと進みましょう。 二学期は、怒濤のごとく過ぎ去りました。しかし大きな事故もなく無事に終えることができたのは、保護者や地域の皆様のおかげと感謝いたします。来年も一生懸命に取り組みます。何卒よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。 学校長 川合 一紀 「397」という数字さて、実はこの数字は木星と土星の超大接近が397年ぶりという訳なんです。木星は約12年で太陽の周りを1周し、土星は約30年で1周します。太陽から見ると、この2つの惑星は約20年ごとに同じ方向に並びます。このように同じ方向に並ぶことを「会合」と呼び、「木星と土星の会合周期は約20年である」と表現します。約20年周期で起こる最接近ですが、毎回「超大接近」になるとは限りません。これは、木星と土星の公転軌道がわずかに傾いているため、太陽(地球)から軌道平面上で同じ方向に見えても軌道の上下方向にずれがあるからなのです。今回の場合は木星と土星の軌道が見かけ上交わる点の付近での接近なので「超大接近」となります。前回は約397年前の1623年7月頃でした。日本の歴史で言えば江戸時代、徳川家光が第3代将軍になった年です。次回は約60年後まで起こりません。非常に珍しい現象だということがわかるでしょう。 最も接近するのは、12月21日(月)の頃です。夕方から宵の早い時間帯に南西の低空に見えています。月の右側に見えるのですが、この時期、肉眼では2つが重なって見えると思いますから木星しか見えないかもしれません。望遠鏡などで見ると2つ並んだ天体のうち、明るいほうが木星です。 ちょっと気分を変えて、壮大な宇宙に思いを馳せてぜひご覧ください。 学校長 川合 一紀 水辺の馬
イギリスのことわざです。
「You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.」 馬を水辺に連れて行くことは簡単だが、馬が水を飲むかどうかは馬次第、と訳します。要するに、人は他人に対して機会を与えることはできるが、それを実行するかどうかは本人のやる気次第であるという意味です。お子さんがなかなか机に向かわないとか、問題集を買いそろえたり、夏期冬期講習などの塾への申し込みをしたりしたが一考に勉強に身が入らないといったお嘆きの声が聞こえます。本人のやる気が頭をもたげるまで待つしかないのでしょうか。「そんなこと言っていたら、いつまでもゲーム三昧ですよ」という声まで聞こえてきそうです。 先ほどの水辺の馬を想像してみます。馬は喉が渇いていないから水を飲まないのですね。喉が渇いていたら、自分から水辺を探してでも飲みに行きますよ。人間に置き換えるなら、勉強の必要性を実感したり、勉強しなかったことによる失敗で大きな痛手を被ったりすることで気づくはずです。例えば、好きな彼女(彼氏)と同じ高校へ行きたいとか、あの学校の制服が着たいなど、大人からすれば些細な取るに足らない動機かもしれませんが、キッカケになることはあるのです。 私も小学校の頃を思い出します。才女が私のところにやってきて「この問題教えてよ」と言うやいなや「ああ、川合君じゃ分からないか」と言って足早に他の子のところへ行ってしまった経験があります。あのときは悔しかったですねえ。俄然「勉強してやる!!」と力が湧いてきたことを覚えています。些細なキッカケです。でも今では、その才女に感謝しています。学ぶことの必要性と世界の広がりを教えてくれたのですから・・・。 学校長 川合 一紀 時代とともに忘れ去られるもの
ある父娘の会話
父「やっぱり、急須(きゅうす)で淹れたお茶はおいしいねぇ」 妹「なになに?ジュースで淹れたお茶?」 姉「そういえば最近、お茶と果物の果汁が入った○○ティーってのあるね」 父「何言ってるんだ!急須だよ!お茶を入れる道具だよ!知らんのか!!」 小学5年生の家庭科で「お茶の淹れ方」という学習があるので、知っている子も多いと思いますが、お茶はコンビニで買うものと思っている若者も少なくありません。淹れたてのお茶はきれいな緑色をしていてとてもおいしそうですね。しかし放っておくとすぐに黄ばんだり茶色くなったりして風味も落ちてしまいます。そもそもなぜ色が変わるかというと、お茶の緑色成分であるクロロフィルという物質が酸化して、最終的にフェオフィチンなどの物質に変わり茶色くなるのです。さらに渋みや旨味となる透明なカテキン類も酸化してテアフラビンなどの黄ばんだ物質に変わってしまいます。 最近ではペットボトルのお茶で「緑色」を売りにしているものもありますね。これはより酸化しにくいように「ビタミンC」などを加えて酸化を防いでいるのです。時代が変わり、ご飯を薪で炊くとかダイヤル式電話のかけ方を知らないなんてことはどんどん増えています。 時代が変わっても、残していきたいものって何でしょうか。様々な難題が降って湧いてくるような今の時代ですが、後世に伝えたいこともたくさんあるはずですね。皆さんはどう思いますか。 学校長 川合 一紀 1学年 ストレッチ講習会
本日1〜2校時、1学年ではストレッチ講習会を行いました。
角界横綱レベルや、各競技のナショナルチームレベルのトレーナーの方をお招きし、心身を育む呼吸方法や、ストレッチ方法を学びました。 心と体は密接な関係があります!両方バランス良く成長させるため、今日の学びが今後に生かされるといいですね! 骨密度検査(2年生)超音波でかかとの骨を測定しました。 桃太郎はなぜこの三匹を仲間にしたのか
桃太郎がなぜ、犬、猿、キジという一見バラバラの三者を仲間にしたのか。
そこには、桃太郎の明確な戦略がありそうです。おそらく桃太郎は、チームに多様性を取り入れ、ある種のケミストリー(化学変化)を起こそうとしたのではないでしょうか。最初は合わないこともあったかもしれません。でも心を開き、認め合うことができれば、個性の違いはお互いを高め合うきっかけになります。違うから視野が広がる。発見がある。成長できる。強くなれる。これからの多様性の時代に、私たちの学ぶべきことが、そこにはあるような気がします。【(JT)10月20日付毎日新聞記事より】 面白い見方ですねえ。この記事を読んで私も周りを見回してみました。個性の違いが有効に働くためには、まずは自分がそれぞれの人を認め受け入れるという姿勢からでしょう。自分が変われば周りも変わります。そうすると本当に新たな発見があるのですね。その発見に気づくことも能力の一つです。 学校長 川合 一紀 おしごとなりきり出前授業 その1
本年度は、コロナ禍で職場体験ができませんでした。でも、やはりキャリアについて、職業について知ることは大切! そこで今日の2年生では、「夢らくざプロジェクト」の皆さんの協力を得て、各界のプロフェッショナルの皆さんを講師に招き、職業体験を行いました。様々な職業に、自分のキャリア観を深めることができたようです・・!
上段:マジシャン体験〜もう、マジシャンになりきってます。でも、大変なこともたくさんあることを知りました。 中段:アナウンサー体験〜緊張の原稿読み上げです。モニターにも映ってます! みんな結構上手に伝えていました。 下段:舞台俳優体験〜言葉ではなく、体や表情を使った表現を体験しています。華やかに見えても、大変なことを知りました。 おしごとなりきり出前授業 その2
上段:介護士体験〜インスタントシニア体験中です。介護する方も、される方も、その大変さを知りました。
中断:助産師体験〜効果的なマッサージ方法を伝授! 下段:インテリアコーディネーター体験〜よりよい住まいの条件とは?その条件を考えました。 眼科検診Stand by me
スタンド・バイ・ミーといえば、1986年のアメリカ映画ですね。ティーンエイジャー手前の少年たちの友情物語を描いた作品です。スティーヴン・キングの小説が原作です。「Stand by me」を和訳すれば「私のそばにいてくれ」とか「私を支えて」という意味のようです。
主人公のゴーディが「仲間との友情を感じた12歳の頃のような友達は、2度とできないだろう」と映画の最後に懐古するのですが、大人になっても自分を支えてくれるような友情や、そばにいてほしいと素直に言える関係はなかなか築くことが難しいのでしょうね。だからこそ「Stand by me」と叫びたくなるのではないでしょうか。 ところでこのタイトル、最近の皆さんは「STAND BY ME ドラえもん2」でご存じの方も多いでしょう。1作目は2014年に公開され、のび太君としずかちゃんの結婚前夜までを描く作品。この続編がそれですね。やはりここでも「私を支えて」「私のそばにいてくれ」はドラえもんに向けて、しずかちゃんやのび太君に向けて、様々な相手に向けて素直にそう言えることに感動を呼ぶのでしょうか。皆さんは誰に「Stand by me」ですか? 学校長 川合 一紀 時流把握力と実行力面白いデータがあります。ある優良企業のトップ(社長さん)に「上に立つ者として一番大事なことは何ですか」と質問しました。するとどうでしょう、約70%以上の社長さんが言ったのは「それは現実を上手に処理することですよ」というものでした。その時その時を上手に処理できない人は、いかに将来の素晴らしい夢を語っても、またどんなに天才的な才能を持ってしても、上には立てない人だというのです。時間は連続しているし、現実は厳しい。そんな中でも私たちは生きていかねばなりません。だからこそ、現在が最も重要であり、今の課題を迅速に適切に処理できる能力、それがトップには必用だと言っているようです。これを一言でいうならば表題の「時流把握力と実行力」です。簡単に言えば、今自分が立たされている状況を瞬時に把握し、一番いい方法を実行に移すと言うことですね。これも本校で言ってきている「自己指導能力」に近いものがあります。過去を変えることはできませんからいつまでもクヨクヨしていてはもったいないですね。そして何が起こるか分からない未来を思い悩んでいても楽しくありません。さあ、素晴らし未来を切り拓くためにも、生徒の皆さん!今を大切にし現在を適切に処理していきましょう。期待しています。 学校長 川合 一紀 |
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