最新更新日:2024/12/25 | |
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ソメイヨシノはなぜ一斉に咲く?
さて今日は、3月上旬以来、学校へわずかにしか来ていない生徒の皆さんに現在の学校の様子をお伝えします。まず今は、主事さん方が、丁寧に校舎の隅々まで掃除をし、ワックスがけをして皆さんが来るのを今か今かと待っています。下の一番左の写真は2階の廊下です。照明が映り込むほどにきれいですよね。次に真ん中の写真ですが、校門前の桜(ソメイヨシノ)です。すっかり葉桜となってしまいました。一番右端の写真はメディアセンターのベランダに咲く植物です。今が一番いい季節!ピンクの可憐な花を咲かせています。
さぁ、今日のお勉強は理科です!ソメイヨシノは東京の靖国神社に標本木があって、5輪以上咲けば開花だとか。でも何でソメイヨシノは同じ地域で一斉に咲くのでしょうか。他の植物は結構バラバラに咲くんですよね。これが問1です。問い2は、大阪の人も東京の靖国神社の標本木を基準にしているかというとそうではありません。大阪にも大阪城公園内に標本木があるのです。では全国に標本木は何ヶ所にあるでしょうか。最後に問い3、一番右端の花は何という名前でしょうか。かつての染井村(現在の駒込辺り)から発祥したソメイヨシノ、池袋中学校の新校舎ができたときに植えられたメディアセンターの可憐な植物、池中生なら知ってますよね。 学校長 川合 一紀 世界に目を向けると
さて今日は社会科の勉強です。中学生向けにお示ししますが、大人の方も考えてお子さんと議論していただくと、一層コミュニケーションも深くとれますよ。
IMF(国際通貨基金)は、今年の世界全体の経済成長について、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マイナス3%まで大幅に落ち込むという見通しを発表し、1929年に始まった世界恐慌以降で最悪になるという認識を示しました。これは未曾有の危機と呼ばれたリーマンショックの影響を受けた2009年のマイナス0.1%を大きく下回る水準です。 とのことなのですが、 問い1「この中にあるキーワードとして、1929年の世界恐慌とはどこが発信源でどんなものだったのでしょうか。」よく耳にするものにブラックマンデーという言葉がありますが、当時はブラックチューズデーといったとか。さらには、 問い2「今回の経済成長低迷でリーマンショックとの相違点は何でしょうか。」最後に 問い3「どのようにしたらこの状況から抜け出し、世の中を活性化させることができると考えますか」いいアイディアをください。 難しい内容ですが、こういった経済の変化については試験の問題にしやすいんですよね。さあ、生徒の皆さん!考えてみてください。 学校長 川合 一紀 新型コロナウイルスで東京五輪が延期、新日程を発表レッツ!チェレンジ!! 学校長 川合 一紀 After deciding in an unprecedented move to reschedule the 2020 Tokyo Olympic and Paralympic Games due to the new coronavirus pandemic, organizers announced on March 30 that the games will take place in the summer of 2021. The new Olympic dates conflicted with the world championships in track and swimming, but those events are now expected to also be pushed back. unprecedented 前例のない pandemic 世界的流行 take place 開催される conflicted with 〜にぶつかる world championships 世界選手権 track 陸上競技 pushed back 延期する 感染を止めるには一人一人の意識ニュースでは毎日、東京都の感染者が100人超えを報道していますが、ニューヨーク州の事例は「対岸の火事」ではないのです。YouTubeなどでも、著名な方やスポーツ選手が外出を控えることを訴えています。強く意識するとともに、感染予防のために体力と精神力をつけておきたいものです。 学校長 川合 一紀 今だから考えたいこと
今から30年近く前のお話です。教育学博士の小林正観さんの娘さんは知的障害者で生まれました。生まれつきの染色体異常で知能も体力も発達が望めなかったと言うことです。その娘さんが6年生の時のお話です。正観さんの言葉で綴ります。
彼女が6年生の時のことです。運動会で徒競走がありました。彼女は普通の子どもより筋力がないのでいつもビリ。でもその年は、足を捻挫した友達がいたため「もしかしたら、初めてビリじゃないかも」と妻は喜んでおりました。しかし結果は、娘はまたしてもビリ。ところが、妻は残念がることなく、それどころかニコニコと嬉しそうだったのです。 娘は捻挫をしている友達を気にかけながら、心配そうに、振り返り振り返り、走り続けます。足をかばいながら走っていた友達が転んでしまうと、娘は友達のところに駆け寄り、手を引き、一緒に走り始めたのです。2人を見ていた観客からは大きな声援と拍手がわきました。そして、ゴールの前まで来たとき、娘は、その子の肩をぽんと押して、その子を先にゴールさせたのです。このとき私は自分を恥ずかしく思いました。それまで知的障害者の娘を受け入れることができなかったのです。しかし娘から教わりました。人間が生きる目標というのは、競争したり他人を蹴落としたりして一番になることではなく、「喜ばれる存在」になることなんだと。 人に喜ばれる存在になること、他人を思いやれること、そんなことを考えるに今は大切な機会かもしれません。スーパーで買い締めをしたり、電車の中で咳をすれば皆で睨んだりと、もう少し心にゆとりと優しさがほしいですよね。 学校長 川合 一紀 入学式を終えてさらには、こんな言葉も、「やまない雨はない」「明けない夜はない」。つらい時期があって先が見えないとき、もうこのままなのか、だめなんじゃないかと思いますよね。しかし、日はまた昇るのです。必ず収束の兆しが見えるのです。そう思って生活していきたいものです。次の登校日は9日(木)で学年ごとに時間差となりました。できることには限りがあります。特に1年生にとっては、初めての中学校生活であり、やりたいことややるべきことは盛りだくさんですが、優先順位をつけて、今日この日に学校へ来られることを喜び、次を楽しみに、少し我慢をしてほしいと思います。 先生たちは、いつでも、いつまでも皆さんのことを待っています。 学校長 川合 一紀 入学式始業式 着任式 |
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