最新更新日:2025/01/10 | |
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読書のすすめ
前回、本の紹介をしました。今回は読書そのもののすすめを話題にしたいと思います。最新の医学研究によって、読書はアルツハイマー病の原因物質「アミロイドβ」を抑制すると言われています。病気になりにくいとは有り難いことです。読書そのものは左脳(言語や論理を司る)を使うようですが、イメージが膨らむと右脳(空間認知や創造性を司る)も活発に働くことから脳全体を使う良い行為なのでしょうね。さらに現代人にとって有り難いのは、ストレス解消にもつながるというのです。イギリスの某大学研究によると、ストレス解消率の上位は、読書が68%、音楽を聴くことが61%、コーヒーを飲むことが54%、散歩をすることが42%も解消できると位置づけられています。そしてなんと読書は、僅か6分間で60%程度までストレスを解消できるというのです。ストレスがたまらず、病気にもなりにくいとは素晴らしい効果ですよね。もちろん、そもそも読書は、作風の世界に自己イメージを投影できるところや活字を映像として認識できるところに面白さがあるわけですが、それ以外にも効果があるとは意外でした。
読書恐るべし! さて、豊島区立図書館では中学生向けにオススメ本を紹介しています。豊島区立図書館のホームページ「10代のためのYAページ」から。 https://www.library.toshima.tokyo.jp/ 本でも読みますか
ここのところ毎週土日に『JIN—仁—』という現代から幕末へタイムスリップした医師の活躍を描いたドラマの再放送がありました。ご存じの方も多いと思いますが、原作は村上もとかさんの漫画で、手塚治虫文化賞漫画大賞も受賞された作品です。「あぁ、タイムスリップして新型コロナウイルスの予防薬が開発されていればなぁ」なんて、今では思うところでしょうか。漫画や小説には、現代に照らし合わせて創造や希望といったものが盛り込まれていますよね。見たり読んだりして心が軽くなればそれもストレス解消でしょう。
そこでいくつか面白い本(私的にですが)を紹介します。高嶋哲夫さんの『首都感染』。これは今から10年前に書かれた小説ですが、新型コロナウイルス感染を予告していたような内容です。高嶋哲夫氏の作品には『TSUNAMI』『M8』など、東日本大震災の数年前に書かれた作品とは思えないほど現状に酷似していてちょっと怖くなるものもあります。またパンデミックをテーマにした作品で言えばアルベール・カミュ著『ペスト』、澤西祐典著『フラミンゴの村』も今なら理解できる内容かもしれません。 政府は緊急事態宣言を5月31日まで延長しました。学校の休業延長が気になるところですが、時間を有効に使い本でも読んでみましょうか。ちなみに、5月4日は「ノストラダムスの大予言」が発表になった日です。ノストラダムス氏なんてご存じの方おられるでしょうかねぇ? 学校長 川合 一紀 |
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