最新更新日:2024/11/08 | |
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オリパラ講演会オリンピック・パラリンピック教育としてオリンピアンの講演会が開かれました。 カンボジア代表のマラソン選手、猫ひろしさんに来校いただき、お話していただきました。 お見舞い申し上げます学校長 川合 一紀 3年生つながり給食3年生のつながり給食がつながりホールでありました。 10月5日(土)防災体験活動としま土曜公開授業で防災体験を行いました。 1年生は防災カードゲームおよびAEDを用いた救急救命講習 2年生はブラインドウォーク、車いす体験および消防署の方を招いたD級ポンプの放水体験等 3年生はかまどベンチの設営、備蓄倉庫の荷物の搬出、避難所の設営等を行いました。 許すということ
毎日生活していると、良いことばかりではありません。理不尽なことや腹の立つこともあるでしょう。「許せない」という感情が頭をもたげるというわけです。例えば、いつも仲良く話をしている仲間がいるとします。この人とは気の置けない関係であり何でも話せる間柄です。しかし一つだけ許せないところがあるのです。それは言葉遣いが悪いところなのです。話が盛り上がってくると決まって言葉遣いが悪くなります。私はどうしてもそこが許せないのです。どうですか?こんな経験はありませんか。ところでこの「許せない」という感情はどうして沸き上がってくるのでしょうか。それは自分が「許せない」と思った他人の性格や出来事というものを、自分自身も大なり小なりもっている部分だからです。「あの人の失礼なところが許せない」と思うなら、自分にも同じような失礼な部分があるということなのです。ただ自分はそれに気づいてはいるものの、自分なりに失礼のないように気を遣っているが、あの人は気を遣っていないじゃないか、と思うから腹が立つのです。出来事にしても同じです。ということは、「許せない」と何かについて思うことは、それに反応する部分をもつ自分も許せないと言うことになります。「許す」という言葉の語源は「緩ます」だと言います。いかがでしょうか。大きな心で他人を認め緩ませてあげることをしてみましょう。詰まるところ、他人を許すことは自分を許すことに通じるのですね。
学校長 川合 一紀 優れたものに出会ったら学校長 川合 一紀 原点に返ること
我々は、毎日いろいろな出来事に出会い、時にはそれに振り回され、進むべき道を見誤りそうになるものですね。こんな時、原点に返り物事を考えてみることが重要と言われます。そもそも自分のよりどころは何であったのか、何がしたかったのかなど原点に返って考えるのです。女優の夏目雅子さんをご存じでしょうか。1978年に放送された西遊記で三蔵法師役を務め、一躍有名になったとてもきれいな女優さんです。ある雑誌で夏目さんのエピソードが紹介されています。夏目さんが映画俳優になって売れ始めた頃、鎌倉の実家から都内まで電車で通っていたそうですが、仕事で遅くなると会社がタクシーを出してくれたそうです。将来ある売れっ子の女優ですし、電車で帰らせるわけにはいきません。夜遅く疲れ切って夏目さんがタクシーで帰宅すると、お母さんが「どうしてタクシーなんかで帰ってくるの。電車で帰ってきなさい。何様でもあるまいし」と叱ったそうです。また、忙しい朝、夏目さんが朝食後のお茶碗やお皿をそのままにして「ごちそうさま、行ってきます」と慌てて飛びだそうとすると、お母さんは「自分で食べたものは自分で片付けてから行きなさい。何様でもあるまいし」と叱ったのだそうです。「何様でもあるまいし」とは「のぼせるな」という言葉に通じます。女優になっていくら売れたとしても、原点である「人間としてどう生きるか」ということを忘れてはだめですよと、常に夏目さんを戒めていたのですね。考えさせられるエピソードですよね。
学校長 川合 一紀 第一学年 校外学習第一学年が校外学習で都内巡りに行きました。 豊島区内の鬼子母神から上野公園方面へ班行動で一日過ごしました。 令和元年度池袋中学校生徒会役員選挙本校の生徒会役員選挙の立ち会い演説会及び選挙が行われました。 直感を信じて歩んでいくこと
「直感を信じ歩んでゆく」と聞くと、いかにも意志の強い自信満々な心持ちが伝わってきます。この直感というのはとても大事なことで、一般的によく言われるのが「人と出会ったとき、その人のイメージは8割程度、第一印象で決まる」と言われます。つまり直感で人を判断しているというわけですね。入学選考や入社試験での面接は、この第一印象が重要です。面接官に与える印象もさることながら、自分としての第一印象も「この学校で良いのだろうか」とか「この会社で大丈夫だろうか」という判断に大きく影響します。とはいうものの直感が鋭い人は良いですが、そうでないと失敗します。やはり物事の判断は多くの情報を手に入れてから、総合的に判断する方が間違えは少なくなります。「物事をいったんあるがままに受け入れて、的確な情報をしっかり聞いたり見たりして判断する」方が良いわけですね。しかしそんな悠長なことを言っていられない場面も人生にはあります。だからこの直感を磨くという方法もあります。それは失敗を恐れず行動してみるということです。人はそこから学べるものです。そしてだんだんと直感が磨かれていくのです。
学校長 川合 一紀 人生には「大変な時」とは3回しかない
9月7日(土)土曜公開授業において、2年生を対象に「誕生学」の勉強をしました。橋谷美穂子先生を講師にお迎えし、赤ちゃんが成長し生まれ出るまでの物語を、映像を交えたり、実際に赤ちゃんと触れ合ったりしながら学びました。「あなたたちは、庇護されてばかりで生まれてきたわけではない。自分たちの力で生まれ出たのだ、素晴らしい潜在能力をもっているのだ」とお話しいただき、生徒たちも少し自信をもったように胸を張っていました。
ある著名な方が、こんなことをおっしゃっています。「人生において、大変だぁと思うようなことはたったの3回しか訪れない。1回目は、自分が生まれ出るとき。そして3回目は自分が死ぬとき。だから人生で大変なときは、あと1回しか訪れないのだ」と。ではよく考えてみて、今大変だと思っていることは、その最後の1回なのでしょうか。いやいや、まだまだこれからもっと大変なときがやってくるのではと思えば、今の大変さは、少し気が楽になり、乗り越えられるような気がしませんか。赤ちゃんを目の前にして、心がほっこりとして、自然と笑顔になってしまいました。そして、まだまだこれからと前向きになれる1日でした。 学校長 川合 一紀 小学生体験授業・部活動体験(部活動の様子)部活動の様子です。 小学生体験授業・部活動体験(授業の様子)小学生の体験授業および部活動体験が行われました。 5日(木)にも別の部活動の体験があります。 ISS交流給食池袋本町小学校とのISS交流給食がありました。 本校生徒会役員がつながりホールで小学生と給食を食べました。 ノンバーバル・コミュニケーション
人がコミュニケーションを良好にとろうとするときには、なんとか相手に分かってもらおうと言葉を重ねたり、表現を工夫したりします。この言語を使ってコミュニケ−ションをとる方法を「バーバル・コミュニケーション」と言います。一方で非言語を活用してコミュニケーションをとる手法を「ノンバーバル・コミュニケーション」と呼びます。この非言語とは、表情や仕草、視線や身だしなみ、声のトーン、話のテンポなどを言うようです。ノンバーバル・コミュニケーションの重要性を語るときに、よく挙げられるのがアメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが1971年に提唱した「メラビアンの法則」です。メラビアン博士は、聞き手は話し手の情報をどのような要素を重要視して受け留めるかの研究をしました。それによると、見た目などの視覚情報は55%、声の質などの聴覚情報は38%、そして話す言葉、内容そのものの意味である言語情報は7%であるという結果を得ました。つまり話の内容よりも、話し手の視覚情報や聴覚情報の方に9割以上も左右されるというのです。店頭販売や訪問販売、詐欺の手口はこれを効果的に使っていますね。人の心理を突いているというわけです。しかしノンバーバル・コミュニケーションを有効に使えば、一層人間関係もよくなるというわけですから、適切に利用したいものですね。
学校長 川合 一紀 二学期始業式朝、体育館に集まって始業式を行いました。 見えないものを見て、聞こえない声を聞く
これは、今日の始業式で生徒たちにお話をした言葉です。我々は毎日の生活でたくさんの情報を受け取っています。特に目に映るものは膨大な情報量ですが、ただ目に映っているだけというものが圧倒的に多いのです。その中から取捨選択して積極的に見ようとしなければ本質は見えてこないことがあります。音も同じです。圧倒的に多い聴覚情報も、聞こうとしなければ聞こえてこない音もあります。しかしここで言おうとしていることは、物理的に見えるとか聞こえるとかと言うよりは、漫然と見ていては見えない姿や形を自分から見るように努力しようとか、積極的には声を出さない人の意見にも耳を傾けるとか聞き出してみようという意味なのです。人とのつきあいの中では、その姿や仕草が誤解を招くこともあります。また言い放った言葉が十分でなかったがために誤解されることもあります。そこで少しその裏(真意)をくみ取ってあげるよう努力することで、人間関係も良好に進められるのではないかと思うのです。その人の一側面だけを見るのではなく、その人の言った言葉を鵜呑みにするのではなく、何を伝えたいのか深く考えて解釈できる心を身につけたいものです。二学期が始まりました。人として大きく成長できる期間としましょう。
学校長 川合 一紀 人は褒められたとおりに成長する!
大人の皆さんは、褒められて伸びるタイプですか、それとも叱られて伸びるタイプですか。人それぞれだとは思いますが、褒められて嫌な気分になる人はいませんよね。だからといって、なんでも褒めればいいというわけではないようです。
例えば、100点を取ってきた子供に「100点を取ってクラスで1番とはスゴイな」と褒めたなら、子供には「次も100点を取らなくてはならない。クラスで1番にならなくてはいけない。」という方向性がインプットされます。そういう褒め方をされた子供は、勉強することに対して喜びを感じるのではなく、100点を取ること、クラスで1番になることへ喜びを感じるようになるのです。ですからうまくいかなくなったらどうするかといえば、やる気をなくすか、場合によってはカンニングをしてまで100点を取ろうとしてしまうのです。「一生懸命勉強して、いい結果とは偉いじゃないか」とプロセス(それまでの過程)を評価してあげれば、子供は「点数は結果だ。大切なのは一生懸命に取り組むことなんだ」と理解して、勉強することそのものに喜びを感じるようになるのです。人は褒められたとおりに成長するよう、脳にプログラムされているのだそうですよ。 学校長 川合 一紀 賢いとはどういうことか
一般的には、よく使われる言葉では、頭が良いと言いますね。頭が良いと聞くと、物知りであるとか頭の回転が速いという意味で使われているでしょうか。しかし賢いというと、ちょっと違う捉えができます。もうちょっと発展的な意味を含むように思うのです。つまり知識を有効に活用して生活しているという感じがありますね。こう考えると似たような言葉に能力というものもあります。「あの人は具体的に説明できる能力がある」とか「彼は身体能力が高いのでどんなスポーツも得意だ」なんて言いますね。
能力は正確に言えば「行動能力」と言っても良いかもしれません。つまり知識だけをもっていても能力にはならないというわけです。そのことを知っていても実行できなくては役に立たないからですね。 本で学ぶことは知識であり、それを能力として生かすには事実で学ぶことが重要です。経験や体験から学ぶことは行動に直結させることができます。なぜなら、実感をもつと興味が高まり、集中するようになるのです。動いて実践してみたくなるものなのです。この行動力をもちたいものです。2019年亥年も半分が過ぎ後半にさしかかりました。猪突猛進(ちょとつもうしん)で取り組んできた前半を振り返り、賢く知識を行動能力として活かせるように勇往邁進(ゆうおうまいしん)で2学期を迎えましょう。 学校長 川合 一紀 競走馬にあるまじき心優しい名馬
私は競馬をやりませんので詳しいことはわかりませんが、2019年7月30日に17歳でこの世を去った「ディープインパクト」という名馬のことを知りました。海外でも活躍し14戦12勝、数々の重賞レースを総なめにしたと聞きます。牡馬(ぼば:雄馬のこと)にしては小柄であったものの圧倒的な走りでファンを魅了したらしいのですが、私が注目したのはこんな逸話。調教師の方のお話で「ディープは横に馬がいると、一緒に走るのが楽しいのか、いくら鞭を入れても伸びないんです」とありました。他の馬と並走することじたいを楽しむなど、競争馬にはあるまじき行為。勝つために走るのではないかと想像しますがいかがでしょうか。しかしこの優しさこそが圧倒的な強さを誇った原動力ではないかとも思うのです。
走りそのものが楽しい。なんてすばらしい人生(馬生?)でしょうか。私も生きる意味そのものを楽しめる人生を送りたいものです。馬に教えられました。 学校長 川合一紀 |
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