最新更新日:2024/07/16
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子どもの教育を考える

日本教育新聞のある記事にこのようなものがありました。30代〜40代男性を年収ごとに3群にわけ、子ども期の読書やお手伝いの経験率を比べたというものです。
(平成25年度 国立青少年教育振興機構『読書活動が及ぼす効果に関する調査』より) 
 その結果、年収の高い人は、子ども時代に良く本を読み、家での手伝いも頻繁にしていたことがわかるというのです。年収750万以上の群は、年収300万以下の群の2倍以上でした。自然体験や地域行事への参加頻度なども他の群に比べて高いのです。この結果に対して教育社会学者の舞田敏彦先生は次のように述べています。「稼ぐ人は、子ども期は勉強三昧だったと思いきや、そうではない。体験が人を育てるとはその通りだ。手伝いなんてしなくていいから勉強しなさいというのは間違いだと分かる。他者への共感のない勉強(ガリ勉)はエゴの増幅にしかならない。そういう子は高い確率で高学歴ニートになる。子どもの生活には均衡が大切である」
みなさんはどう感じられますか。

平成29年度にあたり

平成29年度がスタートしました。今年度も、「当たり前のことが当たり前にできる子」の育成には、生活習慣の確立を基本に、引き続き徹底して参ります。それに加え今年度は、自己指導能力の育成を掲げます。この自己指導能力とは、そのとき、その場で、どのような行動を取ることが適切であるか自分で判断し、決定して実行できる能力のことです。言われるがままの行動には限界があります。時には生命を脅かす危険さえあります。地震や火災の時の判断は「自分の命は自分で守る」が基本なのです。ですから日頃から自分で考えて行動できる能力は、これからの社会を生き抜くために最も重要な資質と言っても良いでしょう。本校の入学式をご覧になった方々はお気づきでしょうが、6年生代表の子は、一切原稿を読みあげるようなことはしませんでした。自分の言葉で1年生に語りかけました。本校では全児童に「自分の考えや気持ちを自分の言葉で語る」という教育を進めています。そのことで、臨機応変な対応が身につき、言語感覚が研ぎ澄まされていくのです。
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