最新更新日:2024/06/28
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過保護のすすめ

 ちょっと聞くと違和感のある言葉でしょうか。これに似た言葉に「過干渉」というのがあります。過干渉とは、必要以上に干渉すること。すなわち、子どものやること成すことに一々干渉して、子ども自身の意見や行動を制限してしまうことですね。「転ばぬ先の杖」という諺がありますが、それを少しはき違えているわけです。「転ばぬ先の杖」というのは、事前に十分準備をしておけば失敗することはないという意味ですが、この諺の本来の教訓は「十分に事前準備をしておこう」というものです。はき違えていると言ったのは、あらかじめ注意を与えたり、本人の意思とは無関係に親や大人が手を貸していくことで失敗を防ごうといった捉え方をしているという意味です。
 一方で過保護というのはどういうことでしょうか。字の通りに捉えるならば保護が過ぎるという意味になりますが、私の考え方は少し違います。親が子どもを心の底から愛することは決して悪いことではありません。だから子どもにたくさんの失敗経験をさせて成長してもらいたいと願うわけです。しかし取り返しのつかない失敗は挫折感を生み子どもが立ち直れなくなってしまうかもしれません。そのためにも親はその後のフォローが大切になってきますね。いつでも、どこでも、どんなときでも親は「あなたの見方だよ」というメッセージを伝えることこそ過保護と考えています。「あなたのことを大切にしている」「あなたのことを愛している」と伝えることに、やり過ぎることはないのです。
 だから「過保護のすすめ」をしています。子どもの情緒安定には欠かせないキーワードです。 
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