最新更新日:2024/07/02
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情けは人の為ならず

先日7月20日、21日で東京都中学校選手権水泳競技大会が東京辰巳国際水泳場で行われ、池袋中学校代表として参加した生徒が、見事全国大会出場を果たしました。おめでとうございます。個人技としての水泳ですが、リレーで参加し、チームワークの良さを十分に発揮したということでしょう。この間、並々ならぬ努力と、相手を思いやる気持ち、時にはメンバーへの叱咤激励もあったと思います。よく頑張りました。仲間が挫折しそうになったときも、お互い励まし合って高みを目指せるということは、よい経験です。
以前にも書きましたが、「情けは人の為ならず」という言葉の本来の意味をご存じでしょうか。生徒に聞くと、多くの生徒は「言葉は知っています」との回答でしたが、さて本来の意味を理解しているかといえば、「情けをかけることは、結局はその人のためにならない」と解していては「残念!」と言わざるを得ません。文化庁が毎年実施している「国語に関する世論調査」では、調査対象者の半数以上が誤用しています。本来は「情けをかけることは、巡りめぐって結局は自分のためになる」という意味です。転じて考えれば、人のために尽くすことは、自分の成長に大きく貢献するのだといえます。正に水泳大会に参加した生徒たちは自分の成長に大きくよい影響があったのではないでしょうか。
ところで、こんな言葉も誤用が目立ちます。「琴線に触れる」「失笑する」「須らく」「雨模様」などなど。
さて本来の意味はどうでしょうか。お子様との会話の話題に使ってみてはいかがですか。


                    学校長  川合 一紀

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