2012年7月号 「一学期の仕上げ」 校長  菊池 貞和  近所の池に睡蓮が咲いています。ひつじぐさ(未草)とも言われています。羊から採った名前ではなく、未の刻に咲くので、その名前で呼ばれているそうです。未の刻とは午後2時頃です。夏の日中の暑い時間に咲き、夕方に閉じます。3日間くらい開いて閉じて、やがて種を実らせ、水の中に返します。  睡蓮(未草)は夏の花です。春から始まった一学期も夏を迎えています。始業式の日から話してきましたが、「何事にも一生懸命がんばる」「誰にでも思いやりの心をもち、やさしくする」ことは出来ましたか。振り返るときの大切なポイントは、まず、うれしかったことや成功したことを先に確認することです。そのことに自信と誇りをもって、さらに向上していくよう努力し続けることです。そして、友達の良いところや頑張ったことを認めていくことも大切です。  一学期末まで、あと1ヶ月になりました。睡蓮の花が開いたり閉じたりするように、ここで振り返りの機会をもたせ、今までの努力を再確認させ、自己肯定感を高めていきたいと考えています。やり残したことなど、課題に気が付いたら、これからの努力目標として意識させるようにしていきたいと思います。  ○友達が増えた。○みんなと仲良く出来た。○挨拶がしっかり出来た。○いつも姿勢が良かった。○いつも字を丁寧に書いた。○先生や友達の話をしっかり聞けた。○はっきりと意見が言えた。○掃除や係の仕事をしっかり出来た。○整理整頓が出来た。○規則正しい生活が出来た。 まだまだあるでしょう。頑張ったことを振り返り、やり残したことを振り返りして、これから迎える暑い夏休みの間に種を実らせるべく大きく成長して欲しいと思います。7月20日、一学期の終業式に充実感一杯となるよう、きちんと一学期の仕上げができるよう支援して参ります。  今月も、朝日小の子どもたち一人一人にとって、楽しく充実した毎日となるよう、全教職員が力を合わせて日々の教育活動の充実に努めていきたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様、ご理解ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。