豊島区立高南小学校

2024/05/17 12:06 更新

教育目標

知性・感性・道徳心や体力をはぐくみ、思いやりや豊かな心身を身に付けるとともに、健やかに成長する児童の育成を目指し、次の目標の達成に努める。
キラキラ わくわく 夢ちゅうっ子
・キラキラ輝く知性
・わくわく高鳴る感性
○豊かな思いに夢ちゅうっ子

基本方針

  • 人間尊重の精神に基づき、自他の生命と人権を尊び断固としていじめを認めず許さず、知識基盤社会をたくましく生き抜く児童を育成する。
  • 区の学力調査の結果分析を生かした授業改善推進プランに基づき、基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、教科の基礎的な学力の充分な定着を図るとともに、課題を解決するため必要な思考力、判断力、表現力及び情報活用の能力をはぐくむ。また、学習規律の確実な定着を図り、自ら学ぼうとする意欲や態度を育て、知識・技能の習得型・活用型・探究型の学習を駆使し、関連させた学び方を体得させる。
  • 心の教育を一層推進するために特別の教科道徳の時間を要として、学校の教育活動全体を通じた道徳教育の充実を図り、伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土としまを愛し、公共の精神を尊び、他国を尊重し国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献する主体性ある日本人の育成に努める。また、人や社会、自然や環境等と直接的にかかわる様々な体験活動を通して自己肯定感を高め、人と人が繋がる心を育てる。
  • 学校の教育活動全体を通じて運動・スポーツに対する関心や意欲の向上を図るとともに、体育・健康に関する指導を充実させ、運動する習慣を身に付け、健康を増進し豊かな生活を送るための基礎を培う。また、安全、食育等の健康教育の一層の推進と「がんに関する教育」及び「歯と口腔の健康に関する教育」の充実を図る。
  • 学校いじめ防止対策推進基本方針に基づき、いじめの未然防止、早期発見、早期対応、重大事態への対処に向け校内いじめ対策委員会を中心に組織的に即応する体制の一層の充実を図る。また、保護者や地域との連携を強化し、地域ぐるみでいじめの防止に取り組む。
  • 「豊島の子七か条」を活用した生活習慣・学習習慣・運動習慣・読書習慣の定着を基底に、家庭や地域、近隣小・中学校・保育園・幼稚園等との連携を強化し、よりよい自己実現を目指した健全育成を推進する。また、豊島教員ミニマムに基づき、学習指導力、生活指導力・進路指導力、保護者や地域との適切な対応力、組織の一員としての円滑な校務遂行力の不断の向上を図り、「教育都市としま」の児童の育成に努める。
  • 特別な支援を要する児童について全校体制で共通理解を図り、関係機関との連携を深め、特別支援教育の一層の充実に努める。特別支援教育の視点を生かした教育活動を推進し、スクールカウンセラーやSSW等の活用の充実に努める。また、特別支援教室の改善・充実とともに、ユニバーサルデザインの推進など教育環境の整備に努める。
  • 「スポーツ・健康」「国際理解」「自己実現」「人権(人格)尊重」の4つの柱を通したオリンピック・パラリンピック教育を推進し、よりよく他者とかかわりよりよい自己実現を目指して生きる児童の育成を図る。
  • 小学校6年間中学校3年間の「学びの連続性」「育ちの連続性」を考慮した幼・小・中一貫教育連携プログラムの推進を図り、学力の確実な定着を目指す。
  • ICTを活用した情報活用能力を高めるとともに、インターネットや携帯電話など発達の段階に応じたICTスキル及び情報モラル等のSNSへの対応能力の十分な育成を図る。
  • 全教育活動を通してすべての活動の基礎となる言語活動を一層充実させる。的確に理解し論理的に思考し表現する能力、互いの立場や考えを尊重して言葉で伝え合う能力を育成するとともに、コミュニケーションを通した豊かな感性や情緒をはぐくむ。
  • 学校司書を活用した学校図書館システムの充実を通して、学校図書館の学習・情報センターとしての機能を高めるとともに、学校図書館機能と読書活動の質的向上を図る。
  • より安全・安心な学校づくりのために、ISSの視点を生かし、家庭、地域、関係諸機関との連携を一層密接にした総合的な安全教育・防災教育を推進する。

本校の教育の特色

  • 「ひなまつり音楽会」や、音楽朝会、高南ジュニアバンド等の音楽活動及び日常の音楽的活動のさらなる充実を図り、「一人一人が音楽に親しむ学校づくり」を推進し、国際社会を主体的に生きるために求められる豊かな感性や情操を育て高める。≪感性と情操の教育の推進≫
  • オリンピック・パラリンピック教育の推進を基盤として、地域のライオンズクラブの協力を得た「補助犬体験」や「車いすバスケットボール体験」等の福祉体験活動、ボランティアマインドの充実を図り、自らのベストを目指すとともに、共生社会の実現に努める意欲と態度を育て高める。 ≪オリンピック・パラリンピック教育の推進≫
  • アミーゴ班活動等の異学年集団活動の一層の充実を通して、自他を認め尊重し合う風土を基底とした学校づくりを推進し、望ましい人間関係を育てる。≪人権(人格)尊重の教育の推進≫
  • 知的好奇心と知的冒険心をもって課題の解決に取り組む探究的な学習活動の一層の充実を図り、論理的に思考、表現する学習集団の育成と向上に努める。≪自ら考え学びを深める理数教育の推進≫
  • 豊島区内の大学との連携を通し、大学の人材をより有効に活用した授業や課外教育活動(高南ジュニアバンド、親と子の科学教室等)を積極的に推進する。≪区内教育資源を活用した教育活動の推進≫

幼小中一貫教育連携について

  • 近隣の中学校・小学校と連携した教育推進協議会による研究実践の改善と充実を通して、義務教育9年間を見通した学級集団の育成と学習指導の充実を図る。(千登世橋中学校区・小中一貫教育連携プログラム研究主題「ハイパーQUを活用した学級集団の育成と学習指導の充実」)
  • 豊島区立及び近隣の保育園・幼稚園との授業や行事を通しての交流の機会を意図的計画的に設け、幼保小連携教育の一層の推進を図る。

指導の重点

各教科

  • 区の学力調査等の結果分析を基に授業改善推進プランを作成し、分かる授業、個に応じた指導の一層の充実に努める。
  • TT・習熟度別指導等、より効果的な指導形態を工夫、追究し、一人一人の児童の個性や能力を生かした学習活動を推進する。(算数科においては3年生以上で習熟度別指導、理科では3年生以上でTT授業。)
  • 算数科及び理科において探究的な活動の一層の充実と改善を図り、進んで思考、表現する理数教育を推進する。
  • 体力テストの結果を基に、個々の課題に応じた指導の充実を図るとともに、「一校一取組」運動(体幹トレーニング)を通して、国民として必要とされる体力の向上を目指す。
  • 地域人材による授業など豊島区教育資源を最大限に活用し、社会の仕組みや地域の伝統・文化、環境について学習する活動の充実を図る。(豊島ふるさと教育プログラム、租税教室、模擬選挙等の推進)
  • 学校図書館推進担当者及び学校図書館司書中心に、読み聞かせやブックトーク等の読書活動の充実を図り、読書に対する関心・意欲と読書の質を高める。また、計画的な読書活動を推進するとともに、学習情報センターとしての学校図書館の整備と充実に努める。RCフェスタや調べる学習コンクールへの積極的な参加を図る。
  • タブレット型パソコンや電子黒板、実物投影機などICT機器を一層有効に活用し、楽しさや成就感・達成感に満ちた授業づくりを進める。
  • 朝学習(週3日10分間/日)の時間を活用し、基礎学力の確実な定着を図る。(パワーアップタイムの計画的な実施)

道徳

  • 道徳教育推進教師を中心に、「わたしたちの道徳」及び「東京都道徳教育教材集」等を活用して、特別の教科道徳(道徳科)の先行実施を進め、一人一人の児童の道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる。
     第1学年及び第2学年の指導の重点
      ・挨拶などの基本的な生活習慣を身に付けること。
      ・善悪を判断し、してはならないことをしないこと。
      ・社会生活上のきまりを守ること。
     第3学年及び第4学年の指導の重点
      ・善悪を判断し、正しいと判断したことを行うこと。
      ・身近な人々と協力し助け合うこと。
      ・集団や社会のきまりを守ること。
     第5学年及び第6学年の指導の重点
      ・相手の考え方や立場を理解して支え合うこと。
      ・法やきまりの意義を理解し進んで守ること。
      ・集団生活の充実に努めること。
      ・伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重すること。
  • 教師と児童及び児童相互の人間関係を深めるとともに、ボランティアや勤労体験、自然体験活動など豊かな体験を通して、児童の内面に根ざした道徳性の育成を図る。
  • 道徳授業地区公開講座の授業の充実と意見交換会等の内容の工夫に努め、学校、家庭、地域が連携した道徳教育の推進に努める。

外国語活動

  • 英語活動を通して英語を使って交流する楽しさを体験するなどさせ、コミュニケーション能力の素地を養うとともに、学年に応じて言語や文化について触れ、多様性の理解を体験的に深める。
    低学年
    ・身振り手振りを含んだ簡単な英語を使い、誰とでも主体的にかかわる力を育てる。
    中学年
    ・英語に親しみ、英語を使って会話を進めようとする態度を育てる。
    高学年
    ・外国と日本の文化のよさに気付き、英語を使って日本の文化を進んで発信しようとする豊かな国際感覚を育てる。

総合的な学習の時間

  • 児童の興味・関心に基づき、自分で選択し行動することのできるプロジェクト・マネージメントの力を育てる。
    中学年
    ・身近な地域から課題を見付け、調査し、問題を解決する資質や力を育てる。
    高学年
    ・日本や他国の伝統と文化の中から課題を見付け、調査・分析し問題を解決する資質やプレゼンテーションの能力を育てる。
  • 探究的な学習活動を通して、情報収集の仕方や集め方、調べ方、まとめ方、報告・発表・討論の仕方などの学び方やものの考え方を身に付けさせる。
  • 各教科、道徳、外国語活動、特別活動で身に付けた知識や技能を相互に関連付け、輝く知性と高鳴る感性を基盤とした豊かな人間性を育む。
  • 自然体験やボランティア活動、観察・実験、見学・調査、発表や討論、ものづくりや生産活動などの体験的活動や問題解決的な活動を積極的に取り入れ、学びの主体者としての資質を高める。≪体験活動の重視≫
  • 互いに教え合い学び合う活動や地域の人との意見交換や交流活動等、他者と共同して課題を解決する活動や、言語を使って分析したり、まとめたり発表したりする活動を重視する。≪言語活動の重視≫
  • 地域の方々との「ふれ合い給食」や施設の訪問などの体験活動、障害のある方との交流、ライオンズクラブの協力による「補助犬体験」における体験活動など、地域の人材活用を積極的に進める。≪地域人材活用の推進≫

特別活動(学級活動・児童会活動・クラブ活動・学校行事)

  • 望ましい集団活動を通して集団の一員としての自覚を高めるとともに、宿泊体験活動等を通して集団の一員として必要とされる社会性を培い、生き抜く力の基盤を養う。
  • 学級活動や児童会活動の一層の活性化と内容の充実を図り、集団の一員としての自覚を高め、責任感を育てる。
  • クラブ活動における児童の自主性や主体性を重視し、よさの発揮と個性の伸長を図る。
  • 学校行事を通して、仲間意識や所属感を高め、自己有用感や満足感、成就感、達成感を味わわせる。
  • 異学年集団による「アミーゴ班活動」を通して、自他を思いやり大切にする心を育て高める。

生活指導

  • 一人一人に、学級および学校の構成員であるという自覚を高め、児童相互の豊かなコミュニケーション能力を育むとともに規範意識を身に付け大切にする生活態度の育成に努める。
  • 児童の危機対応能力、防災能力を高めるため、東京防災やISSの視点を取り入れ毎月の安全指導・避難訓練の内容を工夫・改善する。(地域安全マップの作成と活用)セーフティ教室、自転車安全教室、薬物乱用防止教室等の具体的体験を通して、火災や自然災害時における自己防衛能力、不審者侵入時の対応能力や、SNSなど情報モラルを高める。
  • 自他を尊重した言葉づかいや接し方を身に付けさせるために、「高南言葉のルネッサンス」を推進する。
  • 家庭や地域との連携を密にして、基本的生活習慣の確立に努める。(あいさつについては年間を通して重点的な指導を行う。)
  • 一人一人の児童を肯定的に受け止め、よさや可能性を基盤とした評価に努め、児童と教師の信頼関係を高める。
  • 生活指導全体会、生活指導夕会(木曜日)や特別支援教育校内委員会、巡回指導員、スクールカウンセラー、スキップ職員、家庭や地域等との情報交換を通して、積極的、肯定的な児童理解を深める。
  • 生活指導全体会、生活指導夕会(木曜日)や特別支援教育校内委員会、スクールカウンセラー、スキップ職員、家庭や地域等との情報交換を通して、児童中心の児童理解を深める。
  • 特別支援教育の視点を教育活動に生かし、全教職員の共通理解による不登校や問題行動等の早期発見に努め、指導の徹底を図る。学校サポートチームを活用し問題の早期解決を目指すとともに、配慮を要する児童については個別支援シート不登校未然防止シート等を活用しながらケース会議を行うなど関係機関との連携を深め、一人一人のよさや可能性の一層の伸長に努める。

進路指導

  • 一人一人のよさや可能性を把握し、よりよい伸長を目指す。
  • 小中9年間のキャリア教育を推進し、よりよい自己実現を目指して意欲的に学習する姿勢を育てる。また、キャリア・デザインの学習を取り入れ、正しい職業観や勤労観を育成し、将来にわたる生き方や進路を選択する能力を身に付けさせる。