校長室・教育方針

校長あいさつ

  南池校章カラー小




豊島区立南池袋小学校 校長 宮澤晴彦

校長写真

本校ホームページをご覧くださりありがとうございます。校長の宮澤晴彦です。

本校は、4月に113名の新1年生を迎え、全校児童560名18学級で今年度の教育活動をスタートさせました。これまで学校教育に大きな影響を与えてきた新型コロナウイルス感染症もようやく落ち着きを見せはじめたことから、マスク着用の考え方も見直すなど、学校の教育活動も徐々に以前の形に戻しながら、より一層の充実を図ってまいります。長く続いたコロナ禍は、体験活動の制限など数多くのマイナス面がありましたが、学習におけるICT(タブレットPC配布)の促進や行事の見直しなど、アフターコロナの教育の充実に向けて生かせることもあると考えています。

令和5年4月1日に「こども家庭庁」が新設されましたが、そのキーワードは「こどもまんなか社会」です。本校では、これまでも子供ファーストのスタンスで学校経営をすすめていますが、今年度も感染症対策を講じつつ、「すべては子供の笑顔のために」を合い言葉に、子供の学びにとってプラスになるかを常に判断の中心に置き、

「共に生き 共に輝こう 〜豊かな学びとやさしい心、元気いっぱい夢にチャレンジ〜」
の教育目標の達成を目指してまいります。そして、何よりも楽しい学校を元気な子供と元気な教師、さらに保護者・地域の皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。

どうか、今年度も本校の教育活動へのご理解とご協力をお願いいたします。
南池袋小学校


学校経営方針

令和5年度 学校経営方針


特色ある本校の教育活動

今年度の重点目標である「豊かな学びの実現」に向け、「持続可能な社会を担う児童の主体的に学ぶ力を高める探究的な学習」を各教科及び生活科・総合的な学習の時間で推進させます。その際、SDGsと関連付けた教科等横断的な学習を重視し、伝統文化遺産の多い本地域の素材・人材を生かし、ダイナミックな単元開発を行いながら、児童自身が自ら学ぶ楽しさを味わうことができるようにしていきます。特に探究的な活動では、児童の「問い」の追究を中心に、教師のファシリテーターとしての役割を重視し、「聞いて、助けて、任せて、見守る」スタンスで児童の主体的に学ぶ力を育てていきます。さらに、協働的な学び合いを一層すすめるために「リーダー・イン・ミー(7つの習慣)」を特別活動・道徳教育で取り上げ「共に生き 共に輝く」教育目標の実現につなげてまいります。

(1)SDGsと関連させた教科等横断的な探究活動

SDGsに直接関わるESDの取組(地域の実情に応じた内容)として、「豊島区・雑司ヶ谷の町や伝統・文化的遺産及び国際社会とのつながりに着目し、身近な地域への関心を高め、地域への愛着を生み出したり、よりよい町づくりに貢献したりすることで、持続可能な社会を構築すること」を重視し、各教科及び生活科・総合的な学習の時間のカリキュラムに位置付け、探究的な学びを行います。

 
1.地域の伝統文化等の教材化と地域と連携した体験活動
令和4年度豊島区研究開発指定校として、ユネスコ未来遺産の雑司ヶ谷にある文化遺産をはじめとする日本の有形・無形の伝統・文化の理解を深め、郷土を愛する心を育むための教材開発を行います。その際、地域の伝統文化である「すすきみみずく」や鬼子母神、大鳥神社などの歴史遺産や地域人材を活用した教材開発に力を入れ、地域と連携した体験活動を重視し、児童の学びに向かう力(意欲)を高めていきます。
  すすきみみすく
 
2.日本の伝統文化と異文化の理解を深める体験活動
地域人材や専門家を招聘した学習(三味線、箏、華道、茶道の体験など)を積極的に行うとともに、感動体験を発信していきます。また、地域在住の外国人や障害者との交流活動を通して、あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働できる力を育てていきます。
  生け花

(2)リーダー・イン・ミー(7つの習慣)を生かした自己肯定感と相互理解力の育成

互いのよさに着目し、7つの習慣や信頼貯金・winwin活動などをねらいに応じて特別な教科道徳や特別活動に位置付け「共に生きる」教育目標の具現化を図ります。そして、学年の発達段階に応じたプログラムの計画的な実施により、好ましい人間関係を構築し、安心して学びに向かうことのできる学年・学級づくりにつなげていきます。