12月6日 3年道徳「塾講師の悩み」
- 公開日
- 2023/12/07
- 更新日
- 2023/12/07
学年・学級
3年生の道徳は「塾講師の悩み」
教材では塾の講師をしている大学生が、その業務の負担が大きいことから自己犠牲を強いられるような状況に置かれます。しかし、教え子は先生を頼りにしていますし、同僚からは「あなたが辞めたら周囲に負担がきてしまう」と責められます。
さあどうする、というジレンマです。
当初は「自分を優先して仕事を辞めるべき」という人が多数を占めました。
しかし考えを深めていく中で、社会で果たすべき責任にも気づく生徒が出てきたようでした。
・命や人生に関わることには互いに責任を持つべきだ。今回のケースは私生活に支障が生まれている。本業である学生の生活が全うできていないため、塾を辞めた方がいい。
・とても難しい問題であると思う。ある意味個人の自由になると思うが、他人を犠牲にする自由はないと思う。もちろん自分を犠牲にし過ぎることもよくない。
・正社員であれば最後まで責任を持つ必要があると思う。しかし今回のケースはアルバイトだから、そこそこの責任で済むのではないか。
議論のなかで、3年の国語で登場した「誰かの代わりに」という論説を引き合いに出す生徒もいました。
他教科の学習と結びついて、学んだことが血肉になっている様子が非常に嬉しく思いました。