1月11日(火)
3学期が始まりました。3学期は授業日数が53日(1・2年生)と、一番短い学期です。
年も改まりました。新年の目標を立て、実現に向けて努力していきましょう。
明けましておめでとうございます。新しい年が明けました。平成23年、2011年の幕開けです。
今回の年末年始は、大雪に見舞われ大変だった地方が多かったように思います。東京地方は幸いにも天候に恵まれた冬休みを過ごすことができました。池袋中学校の生徒は、曜日の関係で19日間と例年より少し長い冬休みを有意義に過ごしたことと思います。
さて、二十四節季の小寒であった(寒の入りをした)1月6日付の毎日新聞のコラム欄に次のような文章が載っていました。
箏曲家の宮城道雄は子供のころの「寒稽古(かんげいこ)」について書いている。「寒中に戸障子を開け放して、寒い方に向かって習った中の一番むずかしいものを、百篇(ぺん)とか、千篇とか繰り返して弾く。そして手が冷たくなると、反対に水をつけてまた弾きだす」▲最後は指から血を出すことになったという(「私の若い頃」)。今ではもっぱら剣道はじめ武道の言葉となった寒稽古である。だがかつては三味線や箏、長唄や常磐津などでも寒中に厳しい鍛錬が課せられた。こと芸事では「寒ざらい」「寒習い」とも呼ばれている▲厳寒の中での稽古はかえって精神を集中させ、芸をいっそう高めると信じられていたのだ。寒気が厳しければ厳しいほど、そこで精進する人の身中奥深くに飛躍の種が宿る。そう考えて人々は寒稽古に打ち込んだのだろう(後略)。
私は、中学生においても一年の内でも最も寒く厳しいこの時期に、学業や芸事・スポーツに努力することが、来るべき春に花開かせることにつながっていると信じています。
学校は3学期という1年間のまとめの時期に入りました。4月からの自分の姿を前向きに描き、自己実現に向かって目標を立て、実践してください。
3学期の授業日数は、3年生が49日、1・2年生は53日です。その中に学習発表会(展示)(1月29日)、1年生のスキー教室(2月7〜9日)、3年生は進路に向けての本番の時期などがあり3学期はあっという間に過ぎ去ってしまいますから、今日から「通常モード」に切り替えて学校生活を再開してください。
今年も引き続き「安心して登校でき、満足して下校できる学校」「知・徳・体のバランスのとれた生徒」に向けて努力していきましょう。