学校日記

入学式 校長式辞

公開日
2008/04/08
更新日
2008/04/08

学校・学年行事

<校長式辞 要約>

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。105名の諸君は、今日から歴史と伝統のある豊島区立池袋中学校の生徒であります。教職員、上級生とともに、心からお祝いいたします。
 
 義務教育の仕上げとなる中学校生活の第一歩を、力強く踏み出しました。そして「児童」から「生徒」へと呼び名が変わりました。この呼び名の変化には、皆さんが一歩大人に近づいたことを自覚してほしいという社会からの大きな願いが込められています。今日は、中学校で身に付けてほしい3つのことを強く希望して、歓迎の言葉としたいと思います。
 
 ①「学力づくり」
 学校は勉強する所です。毎日しっかり勉強して、確かな学力を身に付けてください。心も体も大きく成長し、吸収力が盛んな中学校時代に身に付けた学力は、一生を左右するほど大きな基礎となるからです。記憶というものは時間が経つと忘れがちですが、中学校時代に学んだことは不思議に忘れません。毎日の授業に真剣に取り組み、家庭学習を実行して、確かな「学力づくり」に励んでください。

 ②「自分づくり」
 義務教育が修了する3年後には自分で進路の選択をしなければなりません。中学校時代は自分の能力や得意分野を発見する時期でもあります。是非、部活動、学級活動や生徒会活動、学年や学校の行事などにも積極的に参加し、おおいににチャレンジしてください。その中できっと、自分のよいところを発見できると思います。また、それが大きな自信となり、毎日の学校生活がとても充実したものになります。

 ③「健康づくり」
 毎日の勉強にも、将来、自分の個性や能力を生かして活躍するにも、その基礎となる健康が必要です。健康というのは体のことだけではなく、心と体が健康であるということです。人の苦しみ、悲しみ、嫌がることなどの「心の痛み」を理解し、励ましてあげられる「温かい心」や、苦しいことにも負けずに頑張るたくましい意志をもつ人は、心の健康な人です。このような自分の一生を支える心と体の健康を、中学校3年間の全生活を通して作り上げるよう、精一杯努力してください。

 本校は今年度と来年度の2年間、豊島区教育委員会の研究校の指定を受け、「人間としての在り方生き方の自覚を深める道徳教育」の研究をします。新入生諸君にも、池袋中学校での生活で、人間としての在り方生き方の自覚を深められるよう、日々の学校生活の中で成長してほしいと願っています。

 「安心して登校でき、満足して下校できる学校」。池袋中学校のキャッチフレーズです。先生方、主事さん方、そして今日から迎えた新入生諸君を加えた全校の生徒で、62年目を迎えた歴史と伝統のある池袋中学校の新たな歴史を築いていきましょう。