算数 「こんな時はどうするの?」
- 公開日
- 2015/10/02
- 更新日
- 2015/10/02
算数少人数
4年生のわり算の筆算の学習もまとめになります。
2桁÷2桁、3桁÷2桁の学習を進めて参りました。筆算の学習というと「速く、正確に解けるようになること」に重点が置かれがちですが、ここで大切な事は「わり算で困ったときに自分でどのように修正するのか」という体験を積み重ねることです。体験をしていく中で、数をいくつと見るのか、どのように解くと簡単なのか、子ども自らが気付いていくことにつながります。
86÷23の筆算の学習をしたときのこと。子どもたちは80÷20と見て計算することにしました。商に4が立ちました。「あれ?ひけない」子どもたちは困りました。そこで既習事項を活用して、商を1つ下げる、という修正をしました。今度は「あれ?余りがわる数より多い」商を1つ上げるという修正をしました。この方法が分かれば3桁÷2桁も解けます。実際「前と同じに計算できる」という子どもの発言が聞こえてきました。
教えることは簡単ですが、子どもがいろいろな修正をしながら体験することで気づけることも多いと感じます。数を豊かに見る見方を大切に授業を進めて参ります。