学校の様子

見つけたよ!

公開日
2014/12/22
更新日
2014/12/22

算数少人数

2年生の「かけ算」は乗法の意味理解や、乗法九九を構成したり、乗法九九について成り立つ性質に着目したりすることで、乗法九九を身につけるようにする。また、獲得した乗法九九を生活や学習の中で活用できるようにするのが、ねらいです。

授業の中では、5の段、2の段、3の段、4の段と順番に9の段まで学習を進めてきました。かけ算の式を「○×1〜○×9」まで書いて暗唱することはもちろんですが、式を見て、きまりを見つけることもしました。「先生、○ずつ増えているよ」「だったら、○×10」も分かる」「かける数が1増えると、答えもかけられる分だけ増えている」「2の段と5の段で7の段」などたくさんのきまりを見つけました。子どもってすごいです。
また、ドット図を見てどのように数えたのか、式から友達の数えた方法を考えることも行いました。
パターンブロックを使ってのかけ算ゲームタイムでは、ゲームを通して九九の計算の習熟を図りました。友達とじゃんけんをして、ブロックを集めます。「わーい24ダルだ」「2ダルは0枚だけど式に表そう」など獲得していないブロックも式で表す子が現れました。「6ダルが4枚だから6×4と、2ダルが3枚だから2×3、1ダルが2枚だから1×2」と考えることで、かけ算の式を3つに分けるだけでなく、1つの式(6×4+2×3+1×2)に表すことも学びました。
暗唱することは大切ですが、数に対して色々な見方をしたり、友達が考えた式を読み取ったり、このように問題へ自ら働きかける力が問題場面に直面したときに自己解決する力につながっていくのだと思います。
これからも子どもたちの思考力育成につながる研究・実践をして参ります。