春の訪れ
- 公開日
- 2014/03/07
- 更新日
- 2014/03/07
全学年
今年の二十四節季の啓蟄(けいちつ)は、3月6日です。春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくる頃のことですが、「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味があります。
校庭の東側にある学級園の近くに行くと、低い鳴き声が聞こえてきます。よく見てみると水をためた瓶の中にうごめくものがあります。そこには大きな蛙が数匹見られました。ちょうど啓蟄で、冬眠から目覚めたわけではないでしょうが、この寒さの中でも春の訪れは確実にやって来ているようです。池の中には、蛙とともに蛙の卵まで見られます。このあと、水がゆるんでくるとともに、オタマジャクシとなり、蛙となって育ってくのでしょう。
目を上に移すと、梅の木には花が満開です。そして、理科室の前にある1年生の植木鉢にはチューリップの芽が出ています。新しい1年生が入学してくる頃には、校庭の駒桜とともに、チューリップの花も出迎えてくれるのでしょう。春は確実に一歩ずつ近づいています。それとともに、別れと新しい出会いの時を迎えることになるのです。