学校の様子

給食週間始まり・学校給食記念日

公開日
2014/01/28
更新日
2014/01/28

給食

 1月24日は「学校給食記念日」の12月24日から1ヶ月後の日で、この日から1週間が「全国学校給食週間」です。この間、いろいろな活動をして学校給食の役割や大切さを確かめることにしています。学校でも30日までの5日間に明治から大正、昭和と献立を通して給食の歴史を体験します。
 学校給食記念日は、1946年12月24日に連合国軍最高司令官総司令部、ララ委員会、日本政府立会いのもと、東京都千代田区にあった永田町小学校でララ物資の贈呈式を行ったことにちなみ文部省によって定められた記念日です。この日から東京都、神奈川県、千葉県の三都県において試験的に学校給食が始められたのです。
 しかし、学校給食記念日である12月24日が多くの地域で冬休み期間に当たるため、1950年文部省は「全国学校給食週間の開催」を通知し、1951年から学校給食記念日の1か月後の1月24日から1週間を全国学校給食週間としました。そのため、各地の学校での「給食記念日」は1月24日となっているのです。
 今日の献立は、日本の学校給食の起源といわれてる今から125年前の1889年(明治22年)山形の私立忠愛小学校で無料で食事を配った時の献立と同じでした。その時は家が貧しくて、お弁当を持ってこられない子どもがたくさんいたので、この小学校を建てたお坊さんが、おにぎり・焼き魚・漬け物といった昼食を出していました。みんな、大喜びで食べたそうです。
 今日はそれと同じ献立でしたが、子どもたちはとても喜んで食べていました。たまには、質素なものの方が新鮮なようです。やはりぜいたくに慣れてはいけません。1年に1回の貴重な機会でした。