最新更新日:2024/05/20
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不思議な言葉「あ・し・う・た」

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 週末の自粛要請を受けて皆さんはどのように過ごされましたか。幸か不幸か都心では32年ぶりとなる積雪で外出もあまりできなかったことと思います。今週には、新年度に切り替わり4月6日(月)には始業式を控える中でも、都市封鎖や感染爆発といった不安な言葉が飛び交っています。毎日、テレビをつければ「コロナの話」という具合で精神的にも参ってきてしまいますよね。そこで気持ちを楽にしたいと考える心構えとして不思議な言葉を紹介します。
「あ・し・う・た」とは、あ:ありがとう、し:幸せ、う:嬉しい、た:楽しいの頭文字。
いつも口をついて出る言葉には、ありがとう。何気ない日常の有り難みを感じて、今生きて生活できていることに幸せだなあと感じること。ちょっとしたことでも嬉しい、楽しいと感じる気持ち。この心の持ちようが人生を明るくするのだと心理学の先生がおっしゃいます。うつ病の方の治療にはよく使われる方法のようで、患者さんの中には「私は、ウツで嬉しいとか楽しいとか思えないし、人の笑顔も見たくない」という方もいるようです。そんなとき、心がこもってなくとも「ありがとう」という習慣をつけること、無理矢理にでも笑顔をつくること、何にでも幸せだなあと感じるようにすること、を繰り返していくとだんだんと心が軽くなっていくのだそうです。心と体は連携し合っています。不安な気持ちはわかりますし対策をしっかりとろうとする心構えは必要ですが、気が滅入ってしまっては体を壊します。皆さんも「あ・し・う・た」やってみませんか?

                    学校長  川合 一紀

令和元年度 卒業式

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令和2年、3月19日(木)
池袋中学校卒業式が行われました。

初恋のきた道

 先週19日に無事、卒業式を行うことができました。簡略化した式の中でも、心のこもった卒業式をと考えたことは、個々それぞれの思いとともに昇華されたと思います。ご理解とご協力をいただきました保護者並びに地域の方々には心より感謝申し上げます。
 さて表題の「初恋がきた道」という映画をご覧になったことがあるでしょうか。1999年の中国映画です。小さな農村の小学校を40年以上支え続けたある教師が亡くなり、町で就職したその息子が、父の葬儀で村へ帰郷した際に回想する父と母の出会いから物語は始まります。その当時は自由恋愛が認められない中、町から赴任してきた若い教師(父)に恋心を抱き、けなげに追い続ける村娘(母)との恋愛物語なのですが、私が注目したのは、村人が学校という存在を大切にし、人々が集い、子どもたちの声が響き渡るという場面、そしてその父の葬儀に駆けつけたかつての教え子たちが、心意気だけで遺体を運び別れを悼むという場面です。教育の原点がここにはあると思うのです。当たり前が滞る今の世の中を見回して、改めて感じることは、学校の存在の大きさを痛感します。子どもたちは学校という集合体の有り難みを感じ、保護者・地域の方々は、学校が存在することそのものの意義を再確認し、教師は子どもがいて初めて教師なのだと開眼させられたのです。日常が戻っても、この気持ちは忘れないでおきたいものです。

                        学校長  川合 一紀
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明日はなぜあるの?

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 皆さんはこう聞かれたら何と答えますか。難しいですね。宇宙の摂理?地球の自転?朝日が昇るから?なんともしっくりこない回答です。実はこれは、全国こども電話相談室(TBSラジオ)に寄せられた小学3年生の質問です。この質問に、天文研究家の小林悦子さんはこう答えています。「昨日と今日は過ぎちゃったことだから、やり直しができないよね。だけど明日があったら『明日は何かやってやろう』と思うじゃないですか。そうすると、明日はあった方が良いよね。だから、何かまだできないことをするために明日というものがあるんじゃないかなあ」と。なんとも夢を感じさせる返答ですね。明日があったら何かやってやろうと思えるのは、前向きに生きている証拠です。さらに言えば、昨日上手くいかなかったことがあっても、明日は上手くやってやろうと思うことは、人生ってやり直しがきくんだとポジティブに考えられる姿勢をもっているということ。これは生きていく上でとても大切な心構えです。アニメーション作家の宮崎駿さんも「この世は生きるに値するんだと子供たちに伝えることが大人の仕事」と言っています。小林さんの回答も宮崎さんのお話も、子どもにかける言葉としてはこんな風にしていきたいですよね。先行きが不安な今の世の中だからこそ、明日を前向きに捉えて、明日を待ち遠しく思える人でありたいと思います。

                        学校長  川合 一紀

「学びの支援サイト」の開設について

東京都教育委員会より、休業中学習の一助として、標記のサイト開設及びURLの提示がありましたので、以下に紹介します。

学びの支援サイトURL

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/con...

どんな風に過ごしていますか

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 新型コロナウイルスの猛威がなかなか止まりません。世界保健機構(WHO)の報告によれば、現時点で全世界の感染者は10万人を超えると言われています。また、国連の発表でも国内一律に休校を実施している国が14カ国、このことで影響を受けている生徒・学生は世界で2億9千万人以上とも言われているのです。こういった世界的規模での感染拡大状況を「パンデミック」と言うようです。こんな言葉は聞き馴染みのない方もいらっしゃるでしょう。ところが、今巷では2018年に放送されたTBSドラマ「アンナチュラル」という番組が密かに注目を集めています。なぜなら、2年前のこの番組で第1話「名前のない毒」という話の内容が、現在の状況に酷似しているからなのです。当時では聞き慣れなかった言葉「PCR法」「濃厚接触」など、今では頻繁にニュースで流されていますよね。石原さとみさん主演のドラマで、当時は何となく聞き流していた話でしたが、「予言か!」とまで言われているんだそうです。いたずらにパンデミックを誇張しようというわけではありませんが、毎日、学校へ通えず、家での過ごし方に飽きてきている子どもたちの様子を聞くと、何か面白そうな話題はないかと考えてしまいます。ちなみにご存じの方もいるでしょうが、話のポイントには、感染拡大の原因を個人にしてしまうと恐ろしいパニックが起こることを戒めていると私は思います。それにしても一刻も早く終息することを祈るばかりです。

                        学校長  川合 一紀

大人の真価が問われるとき

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 春の訪れが例年よりも早く、梅や桜の開花が2週間ほど早まっているようです。ご存じの通り、それとは別の要因ですが、子どもたちも本日3月2日から臨時休業日となり前倒しの春休みとなりました。政府の突然の発表から、学校現場や各御家庭はてんやわんやの数日間だったといえます。実は3年生は、本日都立高校の合格発表日でしたから、今まさに個別に学校へ来て今後の進路について相談しているところです。
 本区では、3月5日(木)が学年別登校日となっており、健康観察や課題を含み今後の対応について生徒たちに話をする予定です。巷の噂や報道では、この決断が正しかったのか、一斉休校が必要だったのかと非難を受けていますが、結果はこのコロナウイルスによるパンデミックが収束してみないとわからないことです。発表の経緯や具体的な諸課題に対する対応策が不十分なのは否めないにしても、総理大臣というトップは、どこかで決断をしなくてはならないのだと思います。こういう事態になった以上、悲観的に物を捉えるのではなく、前向きにより建設的に考えていく必要がありますね。規模の縮小はありますが、できる範囲で式を行い卒業生を祝ってあげたいと思いますし、修了式をきちんとやって1,2年生の進級を祝ってあげたいと考えます。お仕事のことや生活のことで困りごとはたくさんあろうかと思いますが、ご家庭でも、お子様と話し合いをもったり、将来のことを考えたりする良い機会にしてほしいと思います。教師はもちろん、周りの大人が風評に流されず、適切な判断をして子どもを守り育てていかなくてはなりません。そして何よりもご家族の皆さんが心身ともに健康な毎日を送っていただけることを心から望んでいます。皆さんの知恵で、この状況を乗り切って参りましょう。

                       学校長  川合 一紀

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