最新更新日:2024/05/20
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真理の探究

尾瀬の移動教室から戻ってきました。大きな事故もなく無事に帰ってこられたのは、生徒一人一人が互いを尊重しあい自我をちょっと我慢した成果であると思います。帰り際には、バスガイドさんから「すごく立派な生徒さんたちですね」とのお褒めの言葉もいただきました。ところで、自然の中では様々な動植物を見ることができましたが、面白いことに気づきました。生徒皆それぞれ言い分が違うのです。「どこそこで○○を見たよ!」「いや、それ何々だったよ」「違うよ、それ△△のはずだよ」。なぜこのように意見が違ってしまうのでしょうか。皆さんは「事実」と「真実」という言葉の違いをご存じですか。「事実」は起こった本当の出来事なのでただ一つです。しかし「真実」は、人それぞれが考える本当だと思っていることなので、複数あるといえます。決してうそを言っているわけではないのに、意見が食い違ってしまうのは個々人の見方に依存した真実があるからなのです。つまり、真実を複数集めて突き詰めていけば、一つの事実にあたるでしょう。これをべつの言葉で言えば「真理の探究」といえるでしょうか。真理は本来観えないものであり、それを探求することで観える人には観えるし、観えない人にはさっぱり観えないというもののようです。観えないものに積極的に興味をもち、探っていこうとする姿勢には共感します。ぜひ、真理を探求できる子になっていってほしいものです。

                    学校長  川合 一紀
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「好き」なのは心が開いているから

突然ですが、皆さんは、どんな人が好きですか。心の広い人、優しい人、話が面白い人、お金持ちの人、背の高い人、格好いい人、可愛い人、夢のある人・・・。人それぞれ理想の人は色々だと思いますが、よく考えると「一緒に居て安らげる人」というのがとても重要なポイントではないかと思うのです。一緒に居てイライラさせられる人というのは、たとえその人がどんなに魅力的な人であろうと「好きにはなれない」といったところではないですか。では自分のことを考えるとどうでしょう?自分は相手にとって「安らげる人」であるでしょうか。「好かれる」というのは、相手の心を開かせることです。つまり「好き」というのは自分の心が開いているということになります。お互いが、そういう関係であると安らげるのですね。でも、この『安らげる』という感覚の解釈も人それぞれですよね。自分の悩みをうち明け聞いてもらえると安心して安らげるとか、そばにいてくれるだけで安らげるとか、ともに共通の考え方を共有できると安らげるなどありますよね。子どもにとっては、親御さんが笑顔で、ただただそばにいてくれるだけで安らげるのだと思います。大人がそういう状態であるには、自分自身が心を開いて相手を好きになることでしょうか。


                       学校長  川合 一紀

修学旅行(二日目・京都班行動)

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6月5日(水)
修学旅行二日目、京都班行動の様子です。

修学旅行 初日(東京駅〜法隆寺〜東大寺)

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6月4日(火)
京都・奈良への修学旅行へ行きました。
初日、東京駅から奈良(法隆寺・東大寺)の様子です。

経験から身につけたものは・・・

修学旅行が無事に終わりました。生徒たちは何を身につけて帰ってきたでしょうか。多くの人に触れ、人間関係の中からたくさんのことを学んだことと思います。帰りの電車の中でこんな光景を見つけました。生徒の一人が、混雑した中でご年配の女性に席を譲ります。するとその女性の方は「どこかへ行ってきたの?」と聞きます。その生徒は「京都へ修学旅行に行ってきました」と答えます。さらには自分の手に入れたお土産を披露し、楽しかった思い出を語り始めました。周りにいた生徒たちも笑顔で応対しています。とても微笑ましい光景でした。この子たちは日頃から心優しい一面を多く見せてくれますが、校外においても他人と積極的に会話し、人の優しさに触れることを楽しんいるように思います。人に優しくすると自分にもその恩恵が返ってくるのです。「情けは人のためならず」というわけですね。理屈でなく経験として身につけたことでしょう。充実した3日間でした。ご家庭でも土産話をたくさん聞いてあげてください。優しさを共有しましょう。


                   学校長  川合 一紀
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