最新更新日:2024/06/02
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あなたは何枚目?

 先週のニュースにありましたが、「永遠の二枚目」と呼ばれた俳優の田村正和さんが亡くなられました。77歳だそうです。私も沢山の時代劇やドラマを見せていただき楽しませてもらった者の一人です。亡くなられたことは誠に残念ですが、ご冥福をお祈りいたします。
 さて、ここで二枚目という言葉が出てきましたが、この意味をご存じの方はかなり年齢の上の方だろうと思います。若い人たちの言葉で言えば、イケメンとでもいいましょうか、いわゆるカッコイイ美男子のことを指しますね。では、なぜ二枚目というのでしょうか。この二枚目という言葉の語源は歌舞伎の世界にありました。実は一枚目から八枚目まであるのです。
驚きです!
 歌舞伎役者を紹介する看板が8枚あったところからだそうですが、そう言われて見てみると1枚目の看板には主役の人が描かれています。そして2枚目の看板には、まさにイケメンの美男子が描かれます。3枚目はお調子者のお笑い担当、今でも3枚目という表現は通用しますよね。さらに4枚目は、まとめ役の中軸となる役者さん、5枚目は敵役、6枚目は敵役でも憎めない存在の人、7枚目は敵役の中でも最も悪い悪役の人、今で言うならラスボスですかね。そして8枚目は元締めとなる座長が描かれていたのです。役者さんの役柄ですから、その役になりきって演技をすると言うことだと思います。それでも田村正和さんは、毎日の素の自分の生活から二枚目を貫き通していたのだとか。やはり永遠の二枚目だったんですねぇ。

                    学校長  川合 一紀

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努力できる天才

 広告業界の権威であるドニー・ドイチェの言葉に次のようなものがあります。「才能ある全ての人の中で、極めて高い場所にたどり着く百人に一人は、『私にだってできる』といって、目標に向かって努力する人です」

 自分に自信をもって努力することのできる人は、それだけで才能があると言えます。加えて「人が出来たのだから私にできないはずはない」と思えるかどうかも希少価値です。そう思って努力することが夢の実現に大きく近づくのだと思います。小さなことでもコツコツと積み重ねる努力の出来る人は、必ず努力は報われるのだというわけでしょう。しかし言うのは簡単ですが、継続することはなかなか難しいですよね。人は誰しも、誘惑に揺さぶられます。失敗すればどうしたって「だめなんじゃないか」と思いたくもなります。しかしそこで気分を切り替えて「やればできる」と思えるかどうかなんでしょうね。
 芸能人の誰でしたか「やればできる!」とニコニコ顔で言っているのも、決して間違えではないのですよね。ちなみに、その彼の通っていた高校の校歌には「やれば出来るは魔法の合い言葉」という歌詞がはいっているのだとか。
 だから上述のように考えるならば、持って生まれた天才はいないのかもしれません。努力できる天才はいるのかもしれませんけれど・・・。

                     学校長  川合 一紀
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生徒総会、オンラインで実施!

各クラスで委員長の話をオンラインで聞きました。
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関係の鏡

 一人の男がある村を訪ねて、その村の長老に会いに行きました。訪問者は言いました。
「この村に引っ越そうかどうか考えています。ここに住む村人たちはどんな人か教えていただけませんか」すると長老は「あなたが住んでいた村の人々は、どんな人たちでしたか」と逆に訪ね返してきました。訪問者は「強盗、詐欺師、嘘つきだらけです!」と答えました。長老は答えました。「この村の人たちもまったく同じ人間ばかりですよ」と。訪問者は、二度と戻ってきませんでした。
 しばらくして別の男が村にやってきて、長老に話を聞きに行きました。訪問者は尋ねました。「私はこの村に引っ越そうかどうか考えているところです。ここに住む村人たちはどんな人か教えていただけませんか」すると長老は言いました。「あなたが住んでいた村の人たちは、どんな人たちでしたか」訪問者は答えました。「とても親切で、優しくて、思いやりがあり、愛情深い人たちでした。会えなくなると思うと、とても寂しく感じます。」そして長老は言いました。「ここに住んでいる村人たちも、まったく同じ人間ばかりですよ」と。
 このお話は、他者に見えているその特徴が、実は自分のもつ一番強烈な性格であるということを言い表しているのだそうです。自分がそういう考えで過ごしているから、他者もそのように見えてしまうのですね。これを「関係の鏡」と言うようです。人間関係には良い関係も悪い関係も様々でしょう。しかし自分との関わりにおいては、まさに鏡のように映し出されていて、自分がそう振る舞うから相手もそのように振る舞うのですね。いやいや手厳しい観察眼です。4月に新しい環境へ飛び込んだ方も多いことでしょう。そこの人たちになじめるかどうか、自分は受け入れられるだろうか、楽しく過ごせるだろうか、すべては自分次第であるということを肝に銘じたいですね。

                        学校長  川合 一紀

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フラワームーンを眺めましょう

 ゴールデンウィークが終わりました。連休中はステイホームということで、どんなことを楽しみに過ごされたでしょうか。5月6日は水瓶座流星群が極大と言うことで、夜空を眺めてみるのも、ちょっとした気分転換になりますよね。えっ!?もう終わっちゃったじゃないかって?ご安心ください、天体ショーは年中無休です。
 5月26日には全国で皆既月食が見られます。全国で見られるのは3年ぶりでしょうか。皆既月食は、月か地球の影に完全に隠されて、赤黒く変色した満月が見られる天体ショーです。この赤い月のことをblood Moon(ブラッドムーン)と呼ぶのだそうです。この月の名称で言うと、有名な表現はスーパームーンでしょうか。
 満月には月ごとに様々な呼び名があるそうです。昔、人々は現代のようにカレンダーを見て生活するのではなく、月の満ち欠けとともに生活してきました。アメリカの農業暦のもととなったネイティブアメリカンが使っていたと言われている満月の名前がそれです。季節の移り変わりの満月を節目にして農作業や狩猟など生活の目安にしていたようです。1月は真冬、食糧がなく飢えた狼の遠吠えにちなんだウルフムーン、2月は北アメリカの2月は雪が多いことからスノームーンなどと呼ぶようです。ちなみに5月はたくさんの花が咲くのでフラワームーンというのだとか・・・。そんなことを意識しながら夜空を眺めて、少しばかりコロナのことは忘れましょうか・・・。

                       学校長  川合 一紀
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譲渡会

 3度目の緊急事態宣言が発出され、今年の5月の連休も「どこにも行けないなあ」と嘆きの声が聞こえてきます。大型遊興施設なども軒並み臨時休業ですから、どこへ行こうにも行き先もありませんね。このコロナ禍においては、様々なイベントが中止になっていますが、実は、犬や猫の譲渡会も中止になっているのです。
 譲渡会とは、動物愛護センター等が、飼い主不明で保護されたり迷子や捨てられたりした犬猫の里親を探すマッチングの会のことです。新型コロナウイルス感染症予防のためですから仕方ないのですが、例えば音楽コンサートがなくなったとかサッカーや野球が無観客になったといえば、「残念!楽しみにしていたのに・・・」となりますが、この譲渡会がなくなると、里親に引き取られなかった犬猫は殺処分されてしまうのです。犬に限って言えば、年間約3万頭もの数が命を失っています。胸が締め付けられるような思いです。
 私の家には小次郎という名の6歳の犬がいます。小次郎は保護犬ではありませんが、お隣の家には小次郎より若い保護犬の「レモンちゃん」がいます。レモンちゃんがお隣の家に来たばかりの時は、警戒していて1週間ほど何も食べなかったといいます。今では小次郎の良き友達ですが、レモンちゃんがどれほどに劣悪な環境で育ったのか想像に難くありません。今や14歳以下の子供よりも数が多いとされるペット事情。コロナの影響は、人間のみならず動物たちの命までも脅かしているのです。

                      学校長  川合 一紀
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三日三月三年

 皆さんは、物事を判断したり決断したりしようとするとき、どうしても迷ってしまうことはありませんか。私はよくあります。なかなか決心がつかなくて、結果的には機を逃してしまうというようなことがありますよね。お店で「欲しいなあ」と思ったものでも、1週間程度放っておくとその気持ちが冷めてしまうこともあり、実はこうすることで本当に欲しいものかどうか判断できるのだとか・・・。1週間経って売り切れていたなんていうこともありますが、買い物程度の機を逃すことはともかくとしても、重要な決断をしなかったがために大きな失敗をしたなんていうことはしたくないですよね。
 「三日三月三年」という言葉があります。物事をこのサイクルで見直すと良いということのようです。我々が三年でようやく決断するようなことは、実は三か月で見えていることであり、よくよく振り返れば三日で気づいていたことなのです。もちろん、気づいた程度の三日で決断することは難しいでしょう。それ相当の年月が過ぎて初めて「あの違和感は、やっぱりそうだったのか」と思うものです。これに似た感覚で大事にしたいのが、第一印象です。「第一印象で8割は決まる」ともいわれるほど、我々の気づきは馬鹿にならないのですね。「三日三月三年」を意識しているだけで、本当に三年経つまでには、もっと早い段階で決断できるようになるのではないでしょうか。心がけておきたいことの一つです。

                     学校長  川合 一紀
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一所懸命と一生懸命

 皆さんはどちらを使いますか。一般的には一生懸命(いっしょうけんめい)の方が多いと思われますが、語源的には一所懸命(いっしょけんめい)が基本です。
「一所懸命」(イッショケンメイ)は、中世(鎌倉時代の頃)に生まれた言葉で、武士が、土地を命懸けで守り、生活の頼みにすることを意味していました。 そこから、「土地を守る」ということだけでなく、広く「命懸けで取り組む」という意味をもつようになったようです。 一方、「一生懸命」(イッショウケンメイ)は、「いっしょ」が「いっしょう」に長音化したもので、当初は誤変換とされていましたが、今では一生かけて取り組むという意味では、むしろ身近な感じがしますよね。この使い方が定着したようです。
 ちなみに池袋中学校では、「一生懸命やる姿がかっこいい!本気でやるから素晴らしい!」を掲げて取り組んでいます。ここでは「一生懸命」を使っていますね。皆が聞き慣れている表現としました。
 一生懸命やる姿は、自分が思っている以上にかっこよく映り感動を呼ぶ姿勢です。しかし形だけを繕うこともできます。だから心を込める必要があるのです。それが本気でやると言うこと。本気は目に見えないので、自分の心を偽ることなく、本気でやれば自ずと一生懸命な姿に結びつくというわけです。一生懸命やる姿と本気の心はセットなのですね。

                      学校長  川合 一紀

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令和3年度入学式

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4月7日(水)
入学式が行われました。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!

令和3年度1学期始業式

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4月6日(火)1校時に始業式を行いました。
2年生3年生が登校し、落ち着いて新年度をスタートすることができました。

努力は必ず報われる

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 令和3年度が始まり、本日2,3年生が集まり始業式を行いました。明日は入学式です。新1年生は98名、全校生徒307名でスタートします。今年度も、保護者の皆様や地域の皆様に支えられながら学校運営がなされていることを実感しつつ、邁進して参ります。どうぞよろしくお願いします。
 さて、先日の日曜日に行われた水泳の日本選手権では、白血病から復帰した池江璃花子選手が100Mバタフライで優勝しました。今大会は無観客での実施でありましたが、私は予選からテレビで観戦していました。力強い泳ぎは、回を重ねるたびに記録が上回り最終的には優勝という結果を残したわけです。様々なメディアで復帰までのドキュメント番組もありました。池江さんは優勝インタービューで表題の言葉の「どんなにつらくても、しんどくても、努力は必ず報われるんだと思った」と語っています。別の言い方をするならば「努力はその人を裏切らない」とも言えるでしょう。やったらやった分だけ自分のものになることは間違えありません。努力は決して無駄にならない、それはスポーツに限らないのだと思います。上手くいかなかったときには「努力が足りなかった。あと一歩の努力を頑張ろう」と思える前向きな精神が、本当の努力をする人なのだと思います。特に病気や環境にも負けず取り組んだ努力は、本当に決してその人を裏切らないのでしょう。その不思議な力に感動しました。生徒の皆さんも、自分の隠れた才能を開花させるべく、様々なことにチャレンジして努力を積み重ねて欲しいですね。

                     学校長  川合 一紀
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豊島区立池袋中学校
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