最新更新日:2024/05/28
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〜よい子を育てる9つの秘訣〜

 私は、本当によい子が育つ家庭環境には、一つの共通点があると感じ
ています。今まで多くの保護者とお会いして教えていただき、私なりに
感じとった、その共通点を9つにまとめてみました。
今からでも遅くありませんから、さっそく実践してみませんか。

1.子どもの話は真摯に聴くこと
 ・子どもの話は的を射ないことが多い。しかし目を見て心を傾け
  ただひたすら聴くことに意味がある。
2.本を読んで聴かせること
 ・読み聞かせは情緒の安定と知的好奇心の発達に極めて有効である。
3.「ねぇ、なんで?どうして?」と聞かれて「何でも!どうしても!」
   とは応えないこと
 ・子どもが理解しがたい内容であっても理由をきちんと説明する。
4.重要なことと緊急なことは違うと知ること
 ・今何が重要で、それは本当に緊急なことなのかを考える。
 ・子育て中は、子どものことが最優先
 (子どもと接した大切な時間は後になって何倍にもなって帰ってくる)
5.1日一食は家族そろって食べる。家庭料理を作って食べること
 ・家族団らんを形から意識させる。家事のお手伝いをさせることは
  子どもの一生を左右する。
6.きちんと叱り、褒めること(ピグマリオン効果)
 ・何が良くて、どこが素晴らしいのか具体的な言葉で褒めること。
7.子は親の鏡、親の姿を見ていると知ること
 ・子の口癖や仕草は親譲り、親の生き方を自然と子どもは学ぶもの。
8.放任は罪であると知ること
 ・任せることと放任は違う。少し上の課題でスモールステップ。
  高すぎる課題は自己肯定感を傷つける。
9.大切にしている、愛していると伝えること(過保護であること)
 ・過保護と過干渉は違う。「過保護のすすめ」を参照 

過保護のすすめ

 ちょっと聞くと違和感のある言葉でしょうか。これに似た言葉に「過干渉」というのがあります。過干渉とは、必要以上に干渉すること。すなわち、子どものやること成すことに一々干渉して、子ども自身の意見や行動を制限してしまうことですね。「転ばぬ先の杖」という諺がありますが、それを少しはき違えているわけです。「転ばぬ先の杖」というのは、事前に十分準備をしておけば失敗することはないという意味ですが、この諺の本来の教訓は「十分に事前準備をしておこう」というものです。はき違えていると言ったのは、あらかじめ注意を与えたり、本人の意思とは無関係に親や大人が手を貸していくことで失敗を防ごうといった捉え方をしているという意味です。
 一方で過保護というのはどういうことでしょうか。字の通りに捉えるならば保護が過ぎるという意味になりますが、私の考え方は少し違います。親が子どもを心の底から愛することは決して悪いことではありません。だから子どもにたくさんの失敗経験をさせて成長してもらいたいと願うわけです。しかし取り返しのつかない失敗は挫折感を生み子どもが立ち直れなくなってしまうかもしれません。そのためにも親はその後のフォローが大切になってきますね。いつでも、どこでも、どんなときでも親は「あなたの見方だよ」というメッセージを伝えることこそ過保護と考えています。「あなたのことを大切にしている」「あなたのことを愛している」と伝えることに、やり過ぎることはないのです。
 だから「過保護のすすめ」をしています。子どもの情緒安定には欠かせないキーワードです。 

よろしくお願いいたします。

平成27年4月1日に着任いたしました、校長の川合一紀(かわいかずのり)です。
よろしくお願いいたします。
この学校は、平成11年度に近隣の平和小学校と要町小学校が統合して現在の要小学校となりました。昨年度(平成26年度)には創立15周年記念式典を行ったと聞いています。
地域の方々の篤い思いを一身に受け、着実に伝統を受け継ぎ、要小学校は児童の健全育成のために突き進んでいます。
 私は、学力の定着や豊かな心の醸成には、欠かせない重要なポイントがあると考えています。それは「姿勢」です。物事に取り組む良い姿勢と言った、いわゆる感覚的・精神的な姿勢も重要ですが、文字通りの身体の揺れや安定といった姿勢が重要と考えています。
わかりやすく言えば、授業中には机に伏してしまうことなく背筋を伸ばし、横を向いたり足をぶらぶらさせずに足の裏を地面につけ、話をする人の方に身体を向けて話を聞くと言ったことです。姿勢の良さは、学力の向上や精神の安定と相関関係があります。昨今では、大人でも姿勢の悪さが体調不良につながったり、心の不安定につながったりする事例は少なくありません。昔から言われるように「健全な精神は健全な身体に宿る」は、あながち間違っていないのです。是非ご家庭でも実践してください。子どもの成長には、関わるあらゆる大人が模範を示す必要があります。言うなれば、子どもの心は陶芸の粘土のようなもの。大人になるにつれ釜に入れられ堅く形作られ、ついにはひびが入って崩れてしまうこともある。子どもたちには小さい頃から、姿勢を安定させ、落ち着いた心で、物事を吸収していってほしいものです。そして大きなゆったりとした心の器を形作ってほしいと願っています。
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