最新更新日:2024/06/01 | |
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家庭科新聞13号 令和2年4月24日版それは、食物繊維を含む食品は、噛みごたえがあり、歯や全身の健康に関係しているからです。さらに、食物繊維を含む食品は、体の中でできた老廃物を外に出す役目もあります。 食物繊維の摂取についても、いつか書きたいと思います。 さて、弥生時代の卑弥呼の食事は噛む回数が現代の食事の6倍だったそうです。 そこから『卑弥呼の歯がいーぜ』というキャッチフレーズが生まれました。 最近はやわらかい食品が多くなり、よく噛んで食べるべることが少なくなりました。 よく噛んで食べると次のような効果があると言われています。 ひ…肥満予防 食事は一口最低30回と、よく噛んで食べれば、脳に送られた情報が、食欲を押さえ、脂肪を燃やして肥満防止になります。 だから、外出自粛で運動不足になりがちな今みたいな状況でこそよく噛んで食べましょう。 み…味覚の発達 よく噛んでゆっくり食べれば、味の微妙な変化に気づき、味覚の発達を促します。 こ…言葉の発音をはっきり よく噛めば、顎の骨や筋肉を発達させ、歯並びがよくなり歯切れのよいハキハキした言葉の発音になります。 の…脳の活性化、ボケ防止 噛む運動は、大脳皮質を刺激して脳の活動を活発にします。これにより記憶、思考力、集中力を高め、老化やボケを防止します。 は…歯の病気予防 最近の子どもや若者は細身の顔立ちが増えています。これはしっかり噛まないため顎が十分に発達していないからです。顎が小さいと、歯並びが悪くなり、虫歯や歯周病の原因になります。 が…癌予防 よく噛むとだ液が増え、その中にあるペルオキシターゼという酵素の分泌量も増加します。この酵素が魚や肉のコゲなど発癌物質を押さえます。 い…胃腸快調 噛む運動の刺激は、脳に伝えられ、神経を経て、胃に食べ物を十分に消化する胃液の分泌をうながす指令を出します。十分に噛まないと胃液の不足から消化不良を起こします。 ぜ…全身の体力向上 硬い物を噛み砕く爽快感はストレスを解消します。また、虫歯や歯周病で十分噛めないと、胃腸障害から全身の健康トラブルを起こします。噛む力の強さは体力向上の条件です。 時々は、上のことを思い出して、毎日、歯を磨き、『8028』を目指しましょう。 |
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