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「ことばときこえの教室」とは?

正式名称は、豊島区立池袋小学校「難聴・言語障害通級指導学級」です。豊島区では、池袋小学校にだけ設置されています。 「ことばときこえの教室」には、ことばが聞き取りにくかったり、ことばの数が少なかったり、正しい発音ができなかったりなど、きこえやことばに様々な悩みをかかえているお子さんが通ってきて学習をしています。

通級制とは

通級制とは、1週間に1〜2回、同じ曜日・時間に在籍する学校の授業を抜けて「ことばときこえの教室」に通い、特別なプログラムで学習することです。

この通級をする時間については、個別の教育課程を教育委員会に届け出ていますので、欠席扱いにはなりません。

こんなお子さんを支援しています

発音の誤りについて(発音が正しくできない)

ライオン→イオン

サカナ→シャカナ、カナ、チャカナ

スイカ→スイ

このような発音の誤りがあるお子さんには、それぞれのお子さんの実態把握から段階を踏んだ個々に応じた指導を行い、正しい発音を定着させていきます。

吃音について(ことばがつまったり、くりかえしたりする)

ぼ・ぼ・ぼくね

ぼぉぉぉぉぉくね

・・・・・・ぼっくね

というように、ことばがスムーズに出てこないお子さんには、ゆったり楽しく会話をしたり、遊んだり、自己表現したりする中で自信をつけさせ、吃音の症状を軽減していきます。

ことばの発達について

  • 言いたいことをうまくことばで表現できない。
  • 話をきいても内容を正しく理解できないことがある。
  • 読み書きに苦手さがある。

など、他の成長に比べてことばの発達がゆっくりであると考えられるお子さんには、やり取りや伝え合いを楽しむことでことばの理解と表現力を高めるなど、一人一人の課題に合わせた指導を行い、ことばの力をつけていきます。

きこえについて(耳のきこえが悪い)

  • テレビの音を大きくする
  • 聞き返しが多い

といったお子さんには、まず聴力検査をし、必要に応じて病院を紹介しています。

指導の中では、

  • 自分で補聴器管理ができるようにすること
  • ことばの力を高めること
  • 授業の内容を補うこと

などをしていきます。

学習の形態

・個別指導
一人一人、発音や言語の発達、きこえ、吃音の課題が違うため、個別指導を行っています。1対1の学習で丁寧に指導していきます。
・グループ学習
個別の指導の他にも学期に1回グループ学習を行っています。きこえグループ(難聴児のグループ)とおはなしグループ(吃音児のグループ)があり、めあてを決めて、互いにコミュニケーションを取りながら、学習をします。
・学習発表会
年に1回、通級している児童全員を対象に交流を図ります。児童の好きなこと、得意なことの発表を通して、自身の成長を感じ、自信をつけさせることをねらいとしています。

学校・家庭との連携

・連絡帳
「ことばときこえの教室」で学習した内容については、毎時間「連絡帳」に書いて在籍学級担任にお知らせしています。そして、学級の先生には学校での様子を、保護者の方には家庭での様子を書いていただいています。こうして一人一人の成長が記録されていきます。
・在籍校訪問
前期・後期に1回ずつ「ことばときこえの教室」の担当が学校を訪問して、在籍している学級の担任と、お子さんの状態や配慮していただきたいことなどについて話し合います。
・学習のフィードバック、面談
保護者の方々とは、通級の学習後に毎回、お子さんの様子について話し合っています。また、必要に応じて別の時間をとって面談をし、家庭で楽しく会話をしたり、ことばの力を伸ばしたりしていくにはどうしたらいいか、一緒に考えていきます。

相談の窓口TEL

ご相談なさりたい方、相談を勧めてみたいと思われた方、
ご質問のある方は、下記にお電話ください。
池袋小学校「ことばときこえの教室」
直通電話  03−3983−3645
ファックス、留守番電話も同じ番号です。